味わい深い濃厚な料理を食べたような

自分ではとても作れない手の込んだ美味しい料理を食べた時、私は言葉を失います。

この作品はまさにそれです。

味覚ではなく視覚から感動を咀嚼できます。

作中に登場する多くの人物。けれど誰一人として薄味なキャラクターは居ません。

辛く苦しく時に優しく、重い枷のような過去を背負いながら今を懸命にもがき光を見出す。

まるで主人公のような食べ応え。

そう、この物語に登場する人物達は、一人一人がメインディッシュとなれる逸品。

そんな彼らを長い時間と手間、そして愛情をかけて調理し極上のスープに仕上げたこの作品こそ、究極のメニュー!

スプーンを持った手が止まらないように、ページを送る指が止まらないこと請け合いです!

是非ご堪能あれ!

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