白き聖獣と朝露の花

　エルナタリア帝国の皇子——レオキリアンは、十三才。女嫌いの彼は、神殿に入り、得意の魔法を磨く毎日だった。
　そんなある日、異世界の日本という国から転移したケイが、彼の前に現れたのだった。

※ネタバレ注意

【キャラクター設定】
　ケイ：日本出身。十才。魔法の才覚に恵まれており、とある人物と出会ったことで、エルナタリア帝国へと転移する。

　レオキリアン：エルナタリア帝国の傍系の皇子。十三才。魔法に秀でている一方で、それ以外のことを勉強するのが苦手である。また、女性や子供への苦手意識を持つ。実は、白い獅子へと変身できる獣人である。

【長編化した際のプロット】
　ケイとレオキリアンは、クッキーのレシピを考案する過程で、農業に興味を持つ。そこで、お忍びで聖獣と聖獣使いとして、農耕神を祀る神殿…続きを読む