あとがき と SpecialThanks

 本編はこれにて終了ですが、今回、この話を書くにあたって、参考にさせていただいたコメントの紹介とお礼を、この場を借りてさせていただこうかな、と。


 あらすじ部分にも書きました通り、エッセイの中のほんの一ネタみたいなやつがきっかけだったんですよね。それが、思いの外皆さんからの反響があったものですから、「よっしゃ書こ!」ってなったわけです。


 それでですね、今回のお話のベースになったのは、綾束 乙様のこちらのコメント。


『……いっそのこと、結婚前にしてしまえばいいのでは?(; ・`д・´)

何らかの事情で慶次郎さんと歓太郎さんが二人そろって神社を不在にしないといけなくて、葉月が泊りがけの留守番をすることに。

たまたま町内会の掃除イベントとかがあって、回覧板を回しに来た人が、葉月のことを奥さんだと誤解して周りに言いふらして件の奥さんが誤解して……。みたいな感じだと、なんとか成立しませんかね……?(*´▽`*)』


 よし、ほぼほぼ採用だ! とね。

 というわけで、慶次郎と歓太郎が二人して不在となれば、やはり本家絡みの何かだろう、ということで、年に数回本家に呼ばれてなんやかんやお小言を言われて半べそをかく二十八歳児となりました。回覧板を回しに来た人、というのもばっちり採用です! ほぼほぼパクリだろと思いましたけども。ありがとうございました、綾束さん! ほぼほぼあなたのお陰です!


 そして、やたらと夢、夢、夢になったのもちゃんとコメント欄からいただいたやつです。それがこちら、無月兄様のコメント!


『たしかに二人が結婚する経緯が謎すぎる。なんやかんやでと言っても、そのなんやかんやがスーパーハードモードです(;^_^A

できれば二人の新婚生活も見てみたいのですが、慶次郎が気絶するイメージしかかりません( ̄▽  ̄)

いっそ夢オチにでもしますか?』


 よし、ならば夢オチだ。

 ここで決まりました。

 夢オチと決まればもう何も怖いことはありません。慶次郎がどんなにらしくないことをしても、パッパラパー、夢でした~! で何とかなるのです! 何とかなるとか言っちゃったけど。


 さて、私がお話を書くにあたって、最も重要なことは何だと思います? 偉そうに書きましたけど、あくまでも『私が』ですから。重要なのはそう、『パッション』です。情熱です。絶対にここは書きたい。このシーンは絶対に外せねぇ。こういうのがあると、強いのです。ヘタレ陰陽師シリーズはとにかく『書きたい』と思うシーンが多いのです。今回、私のパッションを支えてくれたのはこちら。無月弟様からいただいた、このコメント!


『何なら結婚した後でも緊張感バリバリで、そのキチ子さんに紹介する時も「は、ははははっちゃんは。ぼ、僕の奥さんでしゅっ」なんて噛んじゃいそう。

一見するとダメ夫に見えちゃうかもしれませんけど、キチ子さんはそんな所が可愛いって目をつけたのかもしれませんね(  ̄▽ ̄)』


 はっちゃんのこと奥さんとか言って噛む慶次郎、絶対に書きてぇ! です。噛ませたい。超重要なシーン、台詞で噛ませたい。もう台無しにしたい。めちゃくちゃヘタレさせたい!


 もうね、このネタで書くということは早い段階で決まっていたんですよ。何せ、もりくぼの小隊様から、


『なんやかんやあって結婚までの経緯をいったんブン投げて書き始めて謎を残しつつ読者の想像をコメント欄で募っておいてコレだというのを採用して宇部パワーで書くという荒業で執筆。』


 こんなコメントをいただいてましたからね。最後はパワーよ、と。コメント欄の力を借りて宇部パワーで書き切るのよ、と。『宇部パワー』とかいうパワーワードよ。


 さらに、ケツも叩かれました。書けよコラと(そんなこと言われてない)。愛のムチってやつですね、ええ。それはこちら、竹神チエ様です。


『綾束さんの素晴らしい提案ネタで降りて来てますね。笑

これは書かないと。ねぇ、宇部さん(軽い脅し)』


 書くっきゃねぇ。その時すでに新規小説を立ち上げて準備だけはしてたんですけど、ここまで期待されたらもう書くっきゃねぇのよ。


 それでですね、もちろんこちら、春川晴人様からいただいたコメント、


『なんやかんやあって、陰陽師の力を感じる赤ん坊が土御門神社の前に捨てられていた。赤ちゃんの取り扱いを不安に感じた葉月さんが逆プロポーズして強引に結婚。その赤ちゃんの父親はーっ!! って、あの人しかいないですよね(^_^;)。』


 これもね、絶対書きたいなって思ってですね。でもどうしても今回のお話と絡まなかったものですから、よっしゃ、最後の最後に匂わせるだけ匂わせて、続編で書こう! と。そういうわけであのようなラストになったわけです。これはつばさ文庫のやつが書き上がり次第、着手します。


 どうです皆さん。

 いかに宇部さんが読者様から支えられているか、読者様頼みなのか、というのがおわかりいただけたかと思います。皆さんあっての私よ。


 最後までお付き合いくださった皆様、楽しんでくださいましたでしょうか。もしこのお話が面白かったならば、もうほぼほぼ上記の方々のお陰です。面白くなかったとしたら、私の技量の問題ですね。どう考えても面白くなる案しかもらってないんですから。

 

 というわけでSpecialThanksということでね、ここにリンク貼っておきます。皆さん書き手様なので、これを機にチラッと覗いて行ってみてください。どの方も素敵なお話を書いております。たくさんあって迷っちゃうね! お勧め作品を知りたいけど直接書き手様に尋ねるのはハードルが、という方は個別に聞いてくれ! 私チョイスで良ければですけど。



『綾束 乙@『呪われた龍に』5/25発売』様

https://kakuyomu.jp/users/kinoto-ayatsuka

『無月兄』様

https://kakuyomu.jp/users/tukuyomimutuki

『無月弟』様

https://kakuyomu.jp/users/mutukitukuyomi

『もりくぼの小隊』様

https://kakuyomu.jp/users/rasu-toru

『竹神チエ』様

https://kakuyomu.jp/users/chokorabonbon

『春川晴人』様

https://kakuyomu.jp/users/haru-to

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千年ぶりに現れたとかいう安倍晴明レベルの陰陽師はヘタレだけどやっぱり最強?!〜近所の奥さんに呪いをかけられたけど、夫(予定)が最強の陰陽師なので〜 宇部 松清🐎🎴 @NiKaNa_DaDa

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