思わずキャスティングしたくなる。洋画に出来そうな本格ファンタジー。

 安定の筆力で語られる、本格派の異世界ファンタジー。
 たたひとり、堕天の燈火のランタンを持つことが出来る、少年ネロ。
 予言によって王宮に拉致され、母の命を盾に、ランタンに封じられた堕天の燈火を、天界に返すことを強要される。

 ネロに同行するのは、色々と訳ありな冒険者たち。
 訳あり冒険者たちに教わり、導かれ、ネロは困難に挑んでいく。

 ネロは、任務を達成することができるのか?!
 じっくり読んでいただきたい、逸品です。