禁則

 告白調の文章がピタリはまった秀作。終始不気味でおどろおどろしい『それ』がどこまでもどこまでも心に貼りついてはがれない。

 こども達に良くある他愛のない遊びは、かくて恐るべき怪異を呼び出す。

 必読本作。