猫に飼いならされた人間の図 俳句編
長月瓦礫
猫に飼いならされた人間の図 俳句編
1 エサくれと 皿叩くのは うちの猫
2 扉越し 生存確認 うちの猫
3 座り込み 作業の邪魔する うちの猫
4 庭先の レモングラスを 食らう猫
5 戸棚開け 犬のエサだけ 残す猫
6 窓の柵 頭を出して 体通せず
7 遅帰り 余計に黒い うちの猫
8 帰宅して 哀愁漂う 猫背のこ
9 梅雨明けて 飛んで捕まる 夏の虫
10 外に出せ セミよりうるさい 夏のネコ
11 夜10時 見えない敵に 吠える猫
12 猫が来て 寝つきが余計に 悪くなる
13 異常ナシ 確認してから 用を足す
14 床走る ルンバに乗らず 椅子に乗る
15 飯くれと 吐き出し口を ひっぱたく
16 寒い日は 暖を求めて 三千里
17 監視員 眠気まなこで 背中見る
18 赤子から 猫まで見守る 丸い籠
19 可愛くて ごめんなさいネと 腹を出す
20 野良猫が 何匹来ようが 居留守する
猫に飼いならされた人間の図 俳句編 長月瓦礫 @debrisbottle00
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