三国志を愛する、ゲームを愛するすべての人に。歴史を愛するすべての人に!

こういう三国志もあってもいいんじゃない? というのが私の第一印象です。発想は多分ゲームで、高レベル者がやる弱い武将でスタートして、みたいな所だと思います。ちなみに袁煕(えんき)のゲームの中での能力値はかなり低めに設定されています。

というような背景があると思うので、ゲームの知識がある人は、すごく頭に入ってきやすい三国志です。ただ、ゲームをやらない人や三国志を知らない人がみたらどうか? ってのはあるんですが、そこにも工夫があって、まず文章が読みやすい。そして、キャラが親しみやすい。だからキャラ文芸としても入ることができるんですよね。この間口の広さがこの小説の最大の魅力です。

多分、この小説が刺さる年齢層って広くて20代〜50代くらいにまんべんなく行けると思うのですが、1つだけ注意して欲しいのが、時間の流れが遅いということです。テンポ優先の読者さまは、そこらへんを理解して読んで欲しい一作です!

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