物語冒頭から、ダークファンタジーのタグに相応しい展開に始まり。しかしこの始まりはまさに終わりの一歩手前であったことを後々読者の皆さまは知ることとなります。
が、しかし!
あの壮絶な始まりが嘘だったかのように、主人公ヴァイロとヒロインであるリンネのいちゃいちゃ。
仲間たちとの絆。
THE王道ファンタジーが描かれて行きます。それが物語が進むにつれ少しずつ翳りを帯び、思いも寄らない展開が次々と巻き起こるという、超大作に。
最後の最期まで練られた構成と各キャラクターの生き様が、時に胸に突き刺さるその表現力は、読んだ者にしか味わえないかと思います。
多くは語れませんが、ファンタジー、特にダークなやつが大好物な方は、ぜひぜひお手にとって欲しい今作。
この物語はとある物語の150年前のお話なのです。どちらを先に読んでも問題はなさそうですが、今作を先に読むことで、より物語を深く楽しめるかと思われます。
オススメの作品ですよ〜✨