エピローグ その後

「二有無ー!公園で遊ぼうぜ」


「ああ今日はいいや、予定があるから」


「そうか。じゃあ、また次な」


「おう。またね」


そう教室で男子高校生二人は話し合う

一人は正昭

そして、もう一人は二有無


あの後二有無と正昭は仲直りし、友達になった


変なわだかまりも無くなり、自然と二有無は同級生と絡むようになった


だが、二有無はその後もある習慣を欠かさなかった


それは.....


「藍火、今日も来たよ」


墓参り


毎日、藍火の墓に来て二有無は語りかけている


聞こえなくても、二有無は感じていた


そこに藍火がいると


そして、藍火もまた自分に話していることを


見えなくても、互いに分かりあっていた


「え?他の女子と付き合ってないかって?そんなことしてないよ。もー信じてよ。え?分かった分かった、毎日のあれね。それじゃあ、言うよ」


「藍火、好きだよ」







Fin

完結

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津波で死んで、ずっと私と隣にいて。ずっと君といたい 白黒 @sirokuro1-1

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