第8首 喜撰法師 (古今集)

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり


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私の草庵は都の東南にあって、そこで静かにくらしている。しかし世間の人たちは(私が世の中から隠れ)この宇治の山に住んでいるのだと噂しているようだ。


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誰にも知れずにと。


願う私の気持ちは。

偽りなのか。


半分は、本当で。

半分は、違います。


私を、知って欲しい。

私に、関心を持ってほしい。


でも。

嫌われたくない。


自分の本当の気持ちを。

晒した後の悔やみ。


そんな、ジクジクした想いが。

この歌を書かせたのでしょうね。


私は。

偽善者、でしょうか?

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歌人達の風景#05~08 進藤 進 @0035toto

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