恋する妖精"ルミナティア"──彼女は運命的な"願い"を叶える旅に出る。

ルミナティアが願いの妖精として旅に出て、主人公──真白はる人との邂逅を果たすところまで読了しました。

"願い"を胸に抱きながら旅に出たはずなのに、プロローグの時点で既に不穏な雰囲気が漂っていて物語の今後に期待を持たせている一方で、字数に対するストーリーの進行はゆっくりで、ところどころ目が滑るような冗長表現が見受けられることもあります。

もっとも、異世界ものは現実世界に存在しない情景を思い浮かべなければならないので「妖精ってどのくらいの大きさなのだろうか」などという疑問は早々に解消できた方が読者側としては感情移入しやすく、固有名詞にもより具体的な説明が書き添えられているとなお良い、伸びしろのある作品だと思います。

今後も執筆の方、応援しながら拝読させて頂きます……!