両片想いの恋の行方。

北海道の田舎町で、中学の同級生として出会った茜音と理人。

16歳の冬、ある事件が起こって、茜音は深い心の傷を負う。事件後、さまざな事情からお互いに音信不通になってしまうが、それから3年後、ふたりは再び出逢うことになる。
あるきっかけから、理人は茜音の家庭教師となり、ふたりの止まっていた時間が動き出す。

あの頃の想いを抱いたまま、理人は茜音に対して、どんどん気持ちに歯止めが効かなくなるのを感じ、ある決意をしていた。
一方、過去の悲しい出来事から、トラウマを抱える茜音。それでも理人に対しては、自分の中にある感情を少しずつ自覚していく。


そんな中、ふたりの想いがすれ違っていき――――。


両片想いの切ない恋の行方を、見守りたくたる物語。

最後はもちろん、ハッピーエンド!
物語がしっかりしたBLが好きな方に特に読んでもらいたい、素敵な作品です。