カクヨムの片隅で

いまさら聞けない文章の基本ルール

　久しぶりになってしまいましたので、ここはあえて基本に立ち返ろうと思います。

　とはいえ、調べればすぐにわかることばかりですので読み飛ばしても何の問題はありません。

①行頭は一字あける

　書き出しや改行後には全角一文字分の空白をあけます。

　ただし、セリフなどの「」＝かぎ括弧を使う場合はあけなくて構いません。

例：

　太郎は酢昆布が食べたいと思い立った。

「よし、コンビニまで行くか」

②「」内の最後の文末に句点は不要

　見かけるとむず痒いというか不安になります。

例：

「いらっしゃいませー。」

↓

「いらっしゃいませー」

③感嘆符と疑問符の後ろは一字あける

　私も書き始めの頃は知りませんでした。

　文末に来る場合あける必要はないです。

例：

「すいません！この店どうして酢昆布置いてないんですか？　」

↓

「すいません！　この店どうして酢昆布置いてないんですか？」

④三点リーダー（…）とダッシュ（―）は偶数個をセットにする

　二つを基本として、四つ、六つ……と増えていきます。

例：

「今ちょうど品切れでして…」

↓

「今ちょうど品切れでして……」

⑤「」の中で引用文を書く時は『』（二重かぎ括弧）を使う

　どちらもかぎ括弧だとおかしな見え方になりますね。

例：

「酢昆布ってそんなにピンポイントで出るものなんです？」

　太郎は唖然とした。

「申し訳ありません。『ココアシガレット』でしたらございますがいかがでしょう？」

　店員は深々と頭を下げ、太郎に差し出した。

⑥「」内で改行しない

　どうしても長いセリフだと気になるのでしょうね。

例：

「そんなものいりません。

他に代わりの品って何かありませんか？

僕は今どうしても酢昆布が食べたいんです。

この際、くらこんとかでもいいんでよろしくお願いします。

……って聞いてますか？」

↓

「そんなものいりません。他に代わりの品って何かありませんか？　僕は今どうしても酢昆布が食べたいんです。この際、くらこんとかでもいいんでよろしくお願いします。……って聞いてますか？」

　以上です。

　数字表記もあるのですが、縦書き横書きでルールが変わってくるので割愛します。

　もちろん原稿用紙に書くわけではないので、必ずしも守れとまでは言えません。ですが、知っておくと今後の活動において役立つ場面もあるかもしれません。