水玉の冥土~Miller~

(???)「主様?主さま~?あ、る、じ、さ、ま?」


目の前には右目を長い水色の前髪で隠した美人のメイドがいる。あぁ転生してから、18年か。随分と懐かしい夢を見た。目の前の少女の瞳には、髪が、白色で、くせ毛が長く、左目にだけゴーグルをかけた男がいた。俺だ。


俺は、アストラ王国の上位貴族ズベン家のユース・T・ティア・ズベンとして生まれ変わった。どうやらこの国の貴族は、それぞれ特異的な力が手に入るらしい。俺の能……

(???)「何かを見通すように、物思いにふける顔が美しい、私の私の愛しい愛しい主様!!」


「なんだ、アモル?」


(メイドのアモル)「はい♡主様のアモルです!ご飯の時間をお伝えしに来ました!それとも今日のご飯はお前だ!だなんてそんな~いやん♡でも許しちゃう。主様このま……………


彼女は、同じく上位貴族のアモル・サダクビア。彼女は、右目を隠しているが、実際は目がない。両目がない。小さい頃誘拐され俺が助けについたときには、奴らにやられていた…。俺の能力で俺の左目を与えるとこいつは、俺のメイドになるとか言いだし今に至る。上位貴族なのになぜ彼女の両親は笑顔でメイドを認めたのか、未だに謎だ。


 ………です。でも私一人が良いなぁとか思ってみたり。でも主様は、かっこいいので仕方ないな~と諦めもしたり。それでも最後はわた」


「アモル!」


「ひゃっ、ひゃぁい!!」


「ご飯にするぞ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

均衡の天秤〜THE BALANCE OF LIBRA〜 きんちゃんΩ @kinchan-omega

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る