最悪の神の契約者

第2話

世界説明vol.2

アスウェルには12の高位神と108の下位神がいる。また、。ありとあらゆる世界政府から王族以外に対して秘匿されている【◼️◼️◼️◼️◼️】がいるらしい

これは、生まれ変わる前のグレイと《ある神》との対話

――一つ例え話をしよう、ある場所に2人の子供が産まれた。片方は才に溢れ美に優れまた縁に恵まれている子供、もう片方は他の人よりも《ある程度》優れている子供。この2人の事をその場所に居る大人達はどうすると思う？「2人とも褒める」？「愛を与える」？ふむ、なるほど。ではもう一つ条件を加えよう、そこはまるで力を持つ者が優先されるような世界とするんだ。さてもう一度聞こう、この2人をその場所に居る大人達はどうすると思う？「先程の状況と変わらない」、だと？そうか……なら一応答え合わせと行こうか、人間はな

――――優れた方を優遇し、劣っている方を迫害するのだよ。

　違うと思いたいか？だがなこれは本当のことなんだ、人間なんて奴らは愚かで醜く他より自を優先するんだ。君の家族もそうだったろう？兄弟がとてつもない力を持っていて君はそれより《ほんの少し》劣っていた、ただそれだけで君の家族は君をいない者として扱ったんだ。

　うん？……ハハハ、君は面白いな「俺に何をして欲しいんだ」ってか。

……フハハ、いいぜ俺がお前にやって欲しい事を言おう。【利己的になれ】【自己中であれ】【邪魔をしてくる他の全てを尽く絶望に叩き落とせ】そして、【世界を狂い楽しめ】

　俺がお前を異世界に転生させてやろう、今言ったことはそこでやれ。……あぁそうだ言うの忘れてたが俺はお前に呪いをかける、けどなそんなチンケなもん気にすんなよ？なんせお前は俺が認めた〔狂人〕なんだからよ