脳筋大魔王
梶野カメムシ
The evilking of musclebrain
《脳筋大魔王》の伝説は、
危険だが無限の魔力を放つ
魔力を与えれば無限に
けれど頭は
彼に
もし脳が筋肉なら、そこも
試みは、成功だった。
滅水晶で
魔王城の蔵書を一夜で読破し、
魔王が伝説の勇者と対峙した際も、彼は右腕として
巧妙に立ち回り、
《脳筋大魔王》の誕生である。
魔王となった彼の初仕事は、勇者対策だった。
彼ら神託の
そこで彼は、勇者に玉座を譲り渡した。
魔王は勇者の下で治世に務める。いわば
魔族の支配は形式上終わり、勇者の数は激減した。
迎合した勇者は
転生者の対処は、より簡単だった。
高い見識を持つ彼らは、理不尽な
協力者は多く、抗う者は魔王に粉砕された。
魔王の執政は非情だが、徹底して
富国強兵の容赦ない施策も、万人に平等故、受け入れられた。
魔族が占有する高等魔法を人類に解放もした。
文明
圧倒的軍事力で周辺国を
そして彼は、魔王の座に
無限の闘争心を無限の知力で抑える限界が来た。
もはや敵はない。それでも戦いたい。
この日のために育て上げたのだ。
《脳筋大魔王》は咆哮した。
脳筋大魔王 梶野カメムシ @kamemushi_kazino
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