裸足でなら

 非日常と日常のぎりぎりをついた設定と脚本で、不気味というより身体の毛穴から何かが抜けていく感じのする作品だった。麻薬めいた読後感を味わえる。いや、私は麻薬など一回もやったことはないが。

 必読本作。