第4話 依頼人の正体への応援コメント
西洋世界で「浦島太郎みたいなお話だ」というのを表現するときにリップ・ヴァン・ウィンクルを引き合いに出している点が素晴らしいと思いました。この作品が発表されたのは1820年頃で、そしてホームズ達が活躍した時代は19世紀終わり頃なので、時代的にも正しいんですよね。ルイ14世の挿話などからも、時代考証に対する熱意が伝わってきました。
ですが、例えば[非現実的な世界の住人の言語だから。]などの理由に基づいた意図的な表現であれば申し訳ないのですが、ミス・メアリーの完璧なフランス語が気になります。「ありがとう」を意味する "Merci" は感動詞で活用しません。「ホームズさん」を "Honsieur Holmes" としているのも、本当は "Monsieur Holmes" と書きたかったんじゃないかな・・・と、どうも完璧なフランス語には見えないぞと思ってしまいました。 "C'est normal" については、ピリオドが抜け落ちているのが気になりました。1つ目の文には付いているのに・・・。用法やニュアンスは良い味を出しているのに、です。細かい揚げ足取りみたいになってしまい、本当にすみません。
作者からの返信
時代交渉について褒められたのは初めてです。苦労した甲斐がありました。
実は私今年67歳のパソコンの素人で、フランス語のところはルビ打ち等難しくて、パソコン教室の先生に丸投げでやってもらったんです。
ワードからカクヨムに移すとき、ルビがうまくいかず、もたもたしてるうちに全部消えてしまい、何とか直そうと頑張ったんですが、ロックされたようになってしまい、どうやっても直せなくて(ピリオドも)遂に諦めてそのままになってました。
今年の4月にパソコン教室が閉鎖になり、もうどこにも聞きに行けないので、私の力ではもう直せません。(涙)
あと字を一段下げて(*注)を書くとき、編集ではうまく直したのに、プレビューで見るとめちゃくちゃになっていたりして、どうやって直したら良いかわからずそのままのところもあります。
そんな作品ですが、どうかお嫌でなければ、最後まで読んでください。特にラストの「12日31日の来訪者」だけでも。
多分誰も見たことのないマイクロフト・ホームズが見られます。
「ミステリー2」の企画では、二作出すのが禁止されていなかったので、もう一本(資料が手に入らず、一部未完成)「もし君がイエスと言ったら」という作品も出しました。色々問題のある作品ですが、「ミステリーズ」に応募するつもりで書いて、あともう少しで完成でしたが、果たせなかった話しです。作中人物の名前が、「ツイン・ピークス」になっているのがお遊び。
第36話 ……なのに尚も話は続くへの応援コメント
以前のこのシリーズでは童話的なファンタジーの雰囲気が強かったので、今回の凄惨な殺人事件と合うのかな? とも思っていましたが。
結末まで見れば、当事者なりの人間としての感情が感じられるいきさつで良かったです(状況だけ見たらサイコパス的な、人の心のない犯罪に見えていたので)。
それにしてもモリアーティくんの能力とか要素がどんどん盛られていく(笑)。それはそれで今風ではあるのかもしれません。
自分の時代の気質にこだわるホームズとは対照的に、モリアーティくんはすっかり自由だなあ……(特殊な能力が枷になってはいるけど、利用してもいるし)。
それでいて善悪どちらに転ぶか分からない危うさがまだある(事件を面白がったりはしないけど、殺人事件に対しても割合あっけらかんとしてる印象)。やはり良いキャラだと思います。
他に、ビオラちゃん人間バージョンもかわいくて素敵でした。うさ耳を人間版ではツインテールにする……そんな手があったのか……!
作者からの返信
まず、読んでくださったことに心から感謝します。
コメント読んで初めて、ホームズさんはやっぱりあの時代の人のまま。
だからこそ周りとのギャップが、書いてて楽しかったんだと気づけました。
モリアーティ君は、シリアスな前回から思いっきりぶっ壊したので、どうかなーとは思ったのですが(だってあれじゃ可哀想だったもの)彼らしさはちゃんと残っていたのだと安心しました。
ただの兎だったビオラちゃんが、(黒兎というライバルの出現で)完全にヒロインになり、五代目を尻に引いております。かわいいと言ってもらえて嬉しい!
正直、このシリーズを完成させて疲れ果て、少し休憩中。
全作品の行間の直し(ミチミチなので)キャッチコピーや紹介文など、もっと読んでもらえるように直しをしています。
ホームズシリーズも、「片方靴の依頼人」を冒頭に持ってきた「完全版」に直しているところです。
実は私も仏像が好きで、次に書く予定だった「死神フラグ立ちました」では、極楽の菩薩様や、阿修羅さんやらが仏像のアバターで登場。
極楽の皆さんのオーラが眩しすぎて、地獄の鬼や死神たちはサングラスで対応してたんですが、閻魔様ことエマ姉さんが、(ブロンド碧眼、ボン・キュッ・ボンの29歳)支給品のレイバンサングラスの形に日焼けしちゃって「どうしてくれんのよ!」と激怒。極楽の方々を出禁にしてしまい、皆さん仕方なくアバターでお仕事に来るようになったというエピソードがあります。
赤川次郎ふうに、死神さんたちの「これは殺人案件デスゥ」のQちゃん(死神9号)と十五さん(115号・閻魔様の同期)市子さん(1号・閻魔様を過去担当)の皆様に、甘えん坊の鬼たちが絡んで、(閻魔様のファン)「鬼灯の冷徹」みたいに楽しくやる予定でしたが、今時死神なんて古すぎか?と書くべきなのか悩んでます。
カクヨムは、今の所異世界転生一択。ホラー・ミステリー・SFは、壊滅状態ですからね。
第27話 鑑識、首から下を発見する。への応援コメント
モリアーティ君は、天才の上に言ったことが現実化するような能力まで持ってて、普段は人生つまんないんだろうなあと思います。それで5代目ワトソンをからかったりもする。
けど、今回のような想定外の事件が起きて、モリアーティはそれを楽しむわけではなく、真面目に驚いたり困ってる。
その辺り、このモリアーティはいい奴なんだな、と思います。
探偵小説の探偵って「事件がないと退屈」みたいなヤバい奴が結構いるイメージ(ホームズも割とそう?)です。
明智小五郎と怪人二十面相なんかも「演出過剰な劇場型怪盗vs演出過剰な劇場型探偵」という似た者対決な気がします。正義感とかより、お互い楽しんでやってる印象がある。
ヤングモリアーティはその辺、割とまっとうな人間に育ってるんだろうな……と思います。
作者からの返信
あらまあ、読んでいただけるとは思わなくて感激です。
ホームズシリーズをやっと完成させて、時間が取れたので、望太郎さんの作品を読んで、コメントを下書きしようとしていたところです。
長いコメント入れる前に必ず下書きします。今回は特に考えながら書いてて、もう一度読み直してから書こうと思っていたので、少し時間がかかりそうです。お待ちください。
2023年、1年かけてなんとかホームズシリーズ完成できました。時間が許すならば、最後まで読んでくださると幸せです。特にマイクロフト編が。
第36話 ……なのに尚も話は続くへの応援コメント
自主企画に参加いただき、ありがとうございました。
最新話まで拝見させていただきましたが、面白かったです。
ホームズの二次創作的な感覚で読ませていただきましたが、ファンタジー要素を取り入れつつも、ホームズ作品の良さもしっかりと調理され、見事に調和のとれた作品に仕上がっていると思いました。
モリアーティもそうですけど、敵方もキャラが立っていて、魅力的でした。
また更新されましたら、お邪魔させていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。次回作は1月末完成予定。「モリアーティ・良い子改造計画」ラスト作品となります。
この作品は、確かにシャーロックホームズの二次創作なのです。
でも編集で「二次創作」を選択しても、出てくるのは漫画・アニメ・ゲーム・異世界転生のタイトルのみ。「その他」の一言さえありません。致し方なくオリジナルを選択しました。
今のカクヨムは、異世界転生製造工場です。今週注目の小説に至っては異世界転生ものしかありません。
「平家でなければ人でない、異世界転生でなければラノベでない」殆どのWeb小説サイトがそうみたいですが、特に角川書店は、異世界転生の書籍・漫画・アニメ・グッズで世界進出を図っているので、ここ2年ほどでひどくなった気がします。出版社は商売ですので仕方ないのです。
目が弱くて、ゲーム画面を見ると目が痛くなるので、ゲームを一度もしたことが無い私には、書けない分野です。
競争も厳しく、伸びないPV・フォロワーに悩み、スターが取れず、書籍化できない作品はゴミなのかと、諦めて去っていった人も多いと思います。
正直カクヨムに居場所がなく、本当は去年書くのをやめる予定でした。
この作品は、たまたまシャーロックさんに「片方履の依頼人」(ホームズ第一作短編)の続編を望まれて、書き下ろしたものです。
シャーロックさん・望太郎さん・ももぱぱさんからスターとコメントをいただき、夢神さんからもいただけました。
「一人でも良いと言ってくれる人がいれば、それで十分。私の書くものはゴミではない」と、気持ちを切り替える事にして、今に至ります。
カクヨムの、コメントシステムに救われました。
カクヨムは、数で勝るサイト。沢山人がいれば、少数でもいろんな好みの人がいる。自主企画のような、マイナーでも見てもらえるチャンスの部分もあります。
先のことはわかりませんが、楽しく書けるうちは書くつもりでいます。
ネギ農家さんだそうで、大変でしょうがお体大事に頑張ってください。
私も北海道で、毎日雪はねしながら頑張ってます。
編集済
第36話 ……なのに尚も話は続くへの応援コメント
お久しぶりでございます。
続編も大変楽しく読ませていただきました。
悪役であるモリアーティを悪役で終わらせたくないという、源公子様の思いと優しさが伝わってくる作品でした。
それに登場人物の誰一人として嫌な人間がいない。犯人であってもそうせざるを得ない理由があっただけで、根っからの悪人ではない。そんなところにも、普通の作品との違いを感じました。(この辺りは鬼滅の刃に近いでしょうか)
さて、内容の良さもさることながら、私が一番驚かされたのは、第一章と第二章の文章構成が激変していたことです。
第二章がすごく読みやすくなっておりました。変化というより進化ですね、これは。
そのおかげで、話の内容が頭に入りやすく、情景を思い浮かべやすくなっていました。
ホームズ×ファンタジーという作品は、確かに読者を選ぶと思います。ホームズ好きにとっては垂涎ものの作品であっても、カクヨムという大海では、狙った作品を釣り上げるのはなかなか至難の技です。ましてや、ライトノベルメインの海に、ホームズ好きという釣り人は決して多くはないでしょう。
しかし、この自分で書いた小説を簡単に投稿でき、多くの人に見てもらえる環境を利用しない手はないですよね。
源公子様の素晴らしい作品が、少しでもたくさんの、こういった作品を求めている人の目に触れることを願っております。
作者からの返信
まず、読んでくださってありがとうございます。このコメントは私へのクリスマスプレゼントでした。
異世界転生でなければラノベでないカクヨムにあっては、ホームズものなんて書いても、壁に向かって一人キャッチボールをやっているようなもの。 自主企画と(コレさえも、たった2年で壊滅的に参加者が減っている)たまにもらえるコメントだけが救いです。
私に自覚はなかったですが、一章より二章の方が読みやすくなったとのこと。だとしたら、4月〜10月にかけてカクヨムお勧めの異世界転生ものを(おっさん、スローライフ、冒険者、悪役令嬢、子供もの、ハーレム除いて)30本以上読みまくったからだと思います。ももぱぱさんの作品もその中の一本でした。
300〜600話物が5本ほどありましたので、かなりきつかったけれど、どうゆう文章が好まれるかを感覚的に掴めたのだと思います。
書籍化作品を多めに読んだので、そのうまさと速さにかなり落ち込みましたが、「私なりに頑張れば良いや」と開き直って書き続けました。
結果がでていたなら、こんな嬉しいことはありません。
いっとき、ここに私の居場所は無いように思えてカクヨムを去る気でいました。でも星の数や、フォロワーの数より、「たった一人でいいから私の書いたものを気に入ってくれる人がいたら良し」と決めて、今も残っています。
カクヨムはとにかく書きやすいし、読むのもコメント書くのも好きなので、読み選として残って、雑誌投稿に力いれても良いですしね。3月末には書きかけの一本を「ミステリーズ」に送る予定。
今は「命の器の物語」がやっと完成して、(35〜46掲載途中。もし時間に余裕があれば、のぞいてやってください)ホームズさんの「感謝祭のグランマ4」を書いてます。まだ半分くらいだけど、1ヶ月遅れで完成予定。カクヨム受けはしないけど、書くのが楽しい一本です。
ももぱぱさんの新連載も、フォローしてますので、頑張ってくださいね。
第1話 1904年1月6日イギリス・招かれざる客への応援コメント
>自分の信じる幸せが、相手にとっても幸せとは限らない
人生の中ではありがちやね(*'▽')
では本題を…
タイトルは魔法と推理の矛盾した取り合わせ、それがキャッチフレーズにあるようなコメディに繋がっていくのかな?あらすじはノリノリで書かれている感があるけど、それだけに前作を知らない人は取っつきにくい印象。
そもそも、物語のコンセプト的に読む人を選びそうではありますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。もともと、シャーロックさんという友達のためだけにに書いた、マニアックな作品です。読む人を選びまくっています。
まさに「わたしが好きだからと言って、他の人も好きとは限らない」なのです。
初めから、読まれないだろうと覚悟はしていました。
それでなくても「異世界転生以外は読まれない」「続編は読まれない」と言われているのに、「取っ付きにくい」のですか。せめてあらすじをもう一度練り直してみます。
もともと長いものを書く練習のため「10万字以上の長さの作品を書く」という目的で書いている物語。まだ途中なので、完成したら練り直して「完全版」として、再発表するつもりでいました。たとえ読んでもらえなくても、自分の作品には最後まで全力を尽くしたい。コメントを読んで、覚悟が決まったので、最後まで書き切ります。ありがとうございました。
編集済
第12話 振り出しに戻るへの応援コメント
遅くなりましたが、全体の感想を書かせていただきます。
まず、ホームズの二次創作ではあるものの、独自性、作家性が出た素晴らしい作品だと思います。
こう言うと失礼ですが、前作よりも遥かに良いです。
ホームズ+童話のチャーミングさ(ここまでは前作からあるものです)に加えて、ヤング・モリアーティ(ややこしいけどこの名称でいきます)の危うさ、その上でのヤングとホームズ、フィフとの絆……
前作を砂糖たっぷりの甘ったるい紅茶とすれば、今回は甘さだけでなくスパイスの刺激とアルコールの酔いが加わったような作品。全く別次元の良作です(と言うとやっぱり失礼なのですけれど)。
苦労なされた甲斐はあると思います。
創作について、様々な考え方はあると思いますが。やはり、「キャラクター」は大事です。「あの俳優が出るならその映画見るわ」みたいに「このキャラが出るならこの新作読むわ」ぐらいの魅力を持ったキャラがいれば、大きな武器になる(というか、ストーリーさえそのキャラが作ってくれる)。
ヤングは――その相方としてのフィフも――、充分にその実力を備えたキャラだと思います。
あるゲームではキャラの在り方を「善・中立・悪」ではなく「秩序・中立・混沌」で表すのですが。
元のモリアーティは混沌、ヤングは「混沌寄りの中立」。
元のワトソンは秩序、フィフは「秩序寄りの中立」。
ホームズは……変な薬やったり誉められない所もあるので「混沌寄りだったり秩序寄りだったりの中立」な気がします。
まあ、要はヤングの「善にも悪にも染まり得る上に気ままな混沌寄りのキャラ」って……「どんな展開につなげても美味しいキャラ」ですよ! これはメチャクチャ美味しい!
さらには「そこに上手い事ブレーキをかけられそうなフィフ」「敵とも味方ともなり得る、危うい位置にいるホームズ」……危ういがゆえに素晴らしい関係性です(「関係性」に尊さを見出すオタクも結構な割合でいるのです)!
個人的には、ヤング・モリアーティはメインかキーパーソンに据えて掘り下げるべき鉱脈かと思いますが……もちろんそうして欲しいとは言いません。ただ、彼を使うか彼のようなキャラを新たに作るかすれば、非常な魅力ある武器になると思います。
ヤングの、ホームズにもモリアーティにも複雑な感情を抱きつつ一歩引いたシニカルな目線。ホームズに煙の輪の作り方を教わって喜ぶ無邪気な一面と、あくどい手も辞さない冷徹な一面。それが無理なく同居しているのが素晴らしいです。
ただ、文章に関しては大いに苦言を呈したいところではありますが……近況ノートを見れば、ご自分で様々な試みを計画しているご様子。ここではあえてアドバイスは差し控えておきます。
長くなりましたがひとまずこれで。
お時間がありましたら私の作品も、短いやつでも見ていただければ(コメントは結構です)幸甚、幸甚。
作者からの返信
庭仕事が始まり、お返事遅れてすいません。(今日は外は雨)まず、最後まできちんと読んでくださったのに感謝。キャラクターの関係性なんて、考えたこともなかった。フィフ(善)ヤングモリアーティ(悪)ホームズ(中間)三人とも、自分の本来の世界から魔法の国に投げ出されて、よって立つ基準が定まらない混乱した中での、ほんのひとときの関係性(たった一日)のお話でした。
勉強になったのは、シャーロックさんの女性目線のコメント(甘い紅茶。マザー、ビオラにも触れています)と、男性目線の望太郎さんの男性視点コメント(スパイスとアルコール。男性キャラにしか触れていない)のちがいでした。
なのに、お二方とも「ヤングモリアーティとフィフが良い」。真逆の視点から見て、意見が一致するなんてビックリ。モリアーティの方は苦労したし、自分でも気に入ってますが、「真面目で一生懸命な良い子」とだけ考えてたフィフが支持されたのに驚いた。他人には、私に見えてないものが見えてるんだと痛感。
文体については、「わかりやすく、読みやすければOK」で通してきましたが、読み返すと「これじゃあらすじだ」と凹むのです。新しい近況にも書きましたが、本当は何とかしないととずーっと思っていた。でも、取っ掛かりがなくて手がつけられなかったのです。「目標」と定めてしまえば猪突猛進、できるまでやってしまうタチなので、何年かかるか分からないけど、まあ何とかなるだろ。
ところで、望太郎さんの作品を読もうとして、カクヨムの検索で作者名を打ち込んでも、作品出てこない。タイトルを打ち込むと、出てくる(?)なので、お気に入りの短編のタイトルを一つ教えてください。今はいろんな文体が読みたいのです。夏の間は庭と畑が忙しいので、あまり書けないので、ともかくたくさんいろんな文を読みまくるつもりです。
第7話 ここは禁煙への応援コメント
遅くなりましたが最終話まで読ませていただきました。まとまった感想はまたいずれ。
若いモリアーティがすごくいいキャラですね! 自分の中ではヤング(・モリアーティ)と呼んでましたが、そうすると兄弟とややこしいのか……。
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。あなたがくださったヒントで、「赤い靴」に続く第二短編シリーズ「文体模倣」を計画中。第一回は「霧の中の誕生日」を夢野久作の文体でやる予定。「青に沈む」SF・佐藤春夫「野菊の墓」。「オアシス〜火星の月の下で」は「足長おじさん」。「Last Man」西部劇・サキ。「雨の音」SF・阿部公房「雨占い」など、全て漫画時代のアイデアです。やれるかどうかは、やってみないとわかりません。2023年は、まったく先が見えないです。
編集済
第12話 振り出しに戻るへの応援コメント
源公子さん、こんばんは!
ようやく最後まで読むことが出来ました。私のために作ってくださった物語なのに、遅くなってしまって本当にごめんなさい!
小気味良いテンポで展開して行く物語にぐんぐん引き込まれとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。エピローグも見事です。ホームズさんのキャラはさることながら、フィフ君や若きモリアーティの他にはない個性に拍手を贈らせてください。
フィフ君はビオラちゃんに一等好かれていましたが、それはよく分かります。頭が良くて、明るくて、シャッキリしていて、親切で、動物に優しくて……。単なるワトソン先生のコピーではない、フィフ君だからこその良さがあると言うか……上手く言えませんが、彼がとても好きになりました。私の所のリーハと同年代だからということもあるかもしれませんが、凄く好きです。(フィフ君んの方がリーハよりも頭が良いですね)
ビオラちゃんが「オヨメニ モラッテ ヤルッテ イッタ。 イッシヨウ ダイジニスルッテ」と言いながら泣き出してしまったシーンと、「オオキクナーレ ハヤク フィフニ ナーレ」と歌いながらワトソンJrと遊んでいるシーンは、本当に良いなあと思いました。うんうん、そうだよねって。ビオラちゃんがかわいくてぎゅっと抱きしめたくなります。
源さんの解釈によるモリアーティの過去や、「善」となった若きモリアーティの自身との対決シーンはグッと心を掴まれました。どうしてこんなのが書けるんですか!源さんの創造力には頭が下がります。
「善」ではあってもモリアーティはモリアーティなシーン(天使の輪の作り方を教えた後に銃を出す所)、妙にときめいてしまいました。(変な感想ですみません。彼の闇を垣間見て嬉しいと思うのは私の心が歪んでいるからでしょうか)
私は今までモリアーティという人物があまり好きではなかったのです。
原作や今までに観た映画やドラマでは「品のある悪人」「自己破壊的な狂人」としてしか描かれていなかったので無理もありませんが。(「憂国のモリアーティ」という漫画もありますが、その中でのモリさんのキャラはちょうどDAYSのシャロさんと同じくらい原作とはかけ離れていて、とても同一人物には見えんのです。好きですけども)
しかし、この作品の若きモリアーティさんにはやられました。この少ない文字数の中に彼という人間を奥底まで(しかもその先を想像させる形で)描くなんて天才ですね。ニヤリとする楽しいシーンがあるかと思えば、突然ヒヤリとするシーンを突き付けられる、心情描写の面から見ても本当に巧みなプロットだと思いました。「タイムリープ」という設定の面白さも十分発揮されていますし!凄いです!
「生まれ変わって自分のワトソンを見つける」——若きモリアーティの願いが叶って(まだ半分ですけども、いつかきっと)本当に良かったと思います。ホッと胸を撫で下ろしました。彼自身との対決の結果である“沈みゆくモリアーティが私を見た、その顔は泣いてるように見えた”という一文は、仕方がないとは言え悲しく、胸に刺さっていたので……。
どこかのんびりしているフェアリー・ゴット・マザーやビオラちゃんのお二人にも感謝の意を述べさせてください。「彼女らの天真爛漫さに振り回され当惑するホームズさん」という構図はとても面白かったです。特に笑ったのは城内での戦いの時のマザーのセリフ「きゃー、あれマイセンのブルーオニオンよ。いくらすると思ってるのよー!」でした(爆)それどころじゃないのにって!
「魔法の国のシャーロック・ホームズ」はパスティーシュであるとは言え、源さんの才能と個性が光る素晴らしい作品だと思いました。これは書籍化されるべきですよ……。本になったらもっと多くの人に読まれるのに、どうしたら良いんでしょうかね。
そして、こんなにもお待たせしてしまった身でこれを言うのはとても気まずいし馬鹿みたいなのですが……。あとがきにあるアイディアもいつか書いて頂きたいなって……。読みたいと思いました。あの、決してお世辞で言っているわけではないです。今日ようやく纏まった時間を取れて、最初から読んで、本当に面白いなとこの作品に感動したのです。シリーズが永遠であって欲しいと思ったのです。(今更何言ってんだよ馬鹿野郎と殴ってください私を)本当にごめんなさい!「それならもっと早く読めよ」という話ですよね!ごめんなさい!
追伸
レビューも後日書かせて頂きます!必ず!
作者からの返信
何故か今日になって、返信が打てる様になりました。(神の悪戯か?)これは、彼方のために書いたと同時に、初めてカクヨムの読み手を意識して書いた作品です。私は、66歳、貴女は22歳。ジェネレーションギャップがありすぎる。基本の常識と価値観、感じ方、生きて経験してきた環境と歴史が。
それを踏まえた上で、22歳の貴女が喜ぶ作品を書く。データーは貴女の作品と、過去のコメント文だけ。嫌われる要素を全て削除して、“好き”のツボを私の過去のデーターから推測する。その上での「かわいいモリアーティ」の創造、成功しました。多分こんなモリアーティ誰も書かなかったと思います。
2人の年齢、ホームズ50歳・モリアーティ17歳。これってお父さんと息子の歳なんです。思春期の子供が、お父さんの本音が知りたくて、ぎこちなく話してる感じ。そして、思春期特有の高いプライド。「俺は可哀想(負け犬)なんかじゃない、お前を殺せるんだぞ」そして完璧主義、自分の僅かの欠点も許せない。自分が嫌で嫌でしょうがない、それこそ殺してしまいたいほど……(「ドリアングレイの肖像」のイメージを掴んだ時は狂気乱舞いたしました)そして、そんな自分をもう1人の自分が俯瞰して見ている。(メタ認知)「ああこのまま生きていけば、俺は間違いなく“未来の俺”になってしまう」ゾッとする未来しか自分にはない。フィフやマザーや、ホームズさんの側に行くことは決してない。
「ねえ、ホームズさん、あいつのこと思い出したりした?」このシーン私の頭の絵コンテ中では、ホームズの温かい背中に完全にもたれかかって、満月を見上げながらポツリと小さな声で聞くのね。そしてホームズが気にかけてくれてたのを知って「良かった、片想いじゃなかったんだ」と、ホッとする。モリアーティは、負け犬男が本当は大好きだったのね。それがホームズさんと重なって、あの天使の輪っかの話になる。そして、それを裏切る銃の出現。それが間違いなく自分の本性なんだと言う自覚。その中にまだ少しだけ残っていた純粋なもの。(多分モリアーティは、この時自分の死を覚悟してました)それらが、自分との対決で「俺はお前が大っ嫌いだ、死んじまえ」になる。銃を撃つということはせず、(暴力ではなく、それを放棄した火薬の匂いのする手で)言葉で(心で)殺すのです。まあ、こんな感じでモリアーティ君は生まれました。筆が早い私が、モリアーティの過去のところで、三日も筆が止まってのたうち回った。(なにしろ原典の資料が少なすぎる)「生まれたての赤ちゃんの時から犯罪王だったわけでもあるまい。何かそうなる訳があったはずだ」から出発して、なんとか「かわいいモリアーティ」に仕上げられました。その後力尽きて、5日寝込みました。小説は、人物の内面感情を延々と書いたりするでしょう?でも、漫画は基本的に外側の事象(キャラクターの動き、セリフのみ)であらゆることを表現します。見えない内面をそれで感じさせなくてはならない。それを補助する絵が描けないのに、文章にする。そこに文章が第二言語な私の苦しみがあります。頭の中のネーム(絵コンテ)を文章に起こすので精一杯だから、長く書くのが苦手で話があらすじになってしまう。アイデアや、プロット、キャラクターを描けても、文章は書けない。ウッキー!なのです。本当にやっとやっと書いてるんですよ。だからしんどくてもう辞めようと思ったんだけどね……。
第6話 ドワーフ+18・19・20・21世紀人類+宇宙兎への応援コメント
正直見くびっておりました。
ホームズ関連だけでなく広い範囲の知識を上手く使いながら、独自の世界(ホームズの二次創作ではあるけれども)を作ることができています。
文章は少し固くて簡素に過ぎるかなと思いますが、ホームズぐらいの古典作品だとこんな感じでしょうかね(私は不勉強ながらホームズはほとんど読んでいません、ドイルの推理短編集は読んだことがあります)。
ですが、ネット上の小説というものは文章はササッと流し読みされがちです(スマホなどで素早くスクロールされるので)。
その意味では媒体にあっているとも言えるでしょう。
やはり、削除されるのはもったいない。
作者からの返信
まず、本当に読んでくださったのに感謝。そして、やはり男性と女性では感じ方が違うのだと、再発見しました。実は量子力学の説明は、最初は2章7,000字もあったのです。陽子、中性子(アップクオーク・ダウンクオーク)ディラック方程式から対消滅まで。でも、そんなもの2章も読まされたら、嫌気がさすじゃないですか。だから、1週間かけてこの長さまで縮めたのです。
恥ずかしながら、私パソコンの初心者で、まだキーボード操作がうまく出来ないのです。家がド田舎で、wifiが来てなくて、パソコン買えなかったのです。2020年1月引っ越して、やっとwifiの工事をして、さあやろうと思ったら、コロナが来た!パソコン教室はバスを3回乗り継いで、2時間半の都会。とても恐ろしくて行けず、数えるほどしか行けなくて、未だに一人でUSBメモリーの出し入れができません。いつもiPadで打ってます。だから、E=MC2(二乗)が打てない。㎡は、「平方メートル」で出てくれるけど、それしか出ない。まして、ディラック方程式のパイとかシグマなんてどう打つの?早く自由に打てるようになりたいです。「文章は固くて簡素」その通りです。未だに頭の中のストーリーは「絵コンテ・ネーム」なので、それを意味の通じるように文章に起こすだけで精一杯の有様。これではいかんと、ずっと思ってました。だから、文体への意識はずっとあったのです。今年はあまり固く考えずに、文体と遊んでみようと思っています。新たなテーマと取り組むきっかけをくださり、本当にありがとうございました。「やはり、削除はもったいない」の言葉も。
良かったら、最後まで読んでやってください。
第1話 1904年1月6日イギリス・招かれざる客への応援コメント
まだ一話しか出ていないんですかーー?!
早く続きが読みたいです……!!
作者からの返信
ゴメン。パソコンの操作ミスで、2を消してしまうと言う大ミスをしてしまったのです。Nに、コピーを送ってもらい音声入力を駆使して、何とか2時間で3,000字復活させ、それをさらにチェックしてもらい、これから修正して載せます。
毎晩更新するものだと聞いたことあるので、そうするつもりでしたが、校正済んだところは、早めに載せましょう。楽しんでくれてるみたいでよかった!
第54話 マイクロフト・ホームズの回想(付録)への応援コメント
とても楽しく読ませて頂きました。二次創作にはそれほど抵抗が有る訳ではありませんが、ここまでビッグネームだと読む方もそれなりに身構えてしまう訳で……。
でも、読んで行く内にそんな緊張も忘れて、物語に没頭してしまいました。
引退した途端、語り手がワトソンさんからホームズに移り変わるのが、小ネタが聞いてて思わずニヤリとしてしまいました。
作者からの返信
まず、読んでくださってありがとうございます。「なろう系異世界転生」以外、日の目を見ることのないカクヨムにおいて、レビューまで書いていただき感激です。カクヨムの「自主企画」は本当に救いの神です。
引退して「おじいさん」になったホームズさんの(ぎっくり腰になるホームズ書いたのは、私くらいでしょう)理屈の通じない世界で、メチャクチャな脇キャラ達に振り回されて、必死に頑張る、情けなくも可愛いホームズさんを書いてみました。
聖典では「ホームズを語り手にすると上手くいかない」と言われていますし、「源公子流ホームズキャラ」にしないと動かせなかったので、違和感だらけだったなら申し訳ありません。(小ネタ考えるの楽しかったですけど)
でも、二次創作は楽しいですが、かなり阻害される分野なのですね。
私的にはかなり頑張って書いた作品なので、どこかに投稿したかったのですが、どの賞もオリジナル作品しか受け付けておらず、諦めるしかありませんでした。
他のwebサイトに掲載するときも、「エブリスタ」「小説家になろう」「ハーメルン」は良かったのですが、「アルファポリス」は、二次創作作品は無条件で掲載不可。泣きました。
元々、あるカクヨムメンバーに「片方靴の依頼人」の続編を希望され、軽い気持ちで書いたのが「魔法の国シャーロック・ホームズ」で、成り行きで最後まで書かざるを得なくなり、一年もかけて頑張って13万字書いたのに、あまり読んでもらえなくて挫けた作品でもあります。