応援コメント

第4話 依頼人の正体」への応援コメント

  • 西洋世界で「浦島太郎みたいなお話だ」というのを表現するときにリップ・ヴァン・ウィンクルを引き合いに出している点が素晴らしいと思いました。この作品が発表されたのは1820年頃で、そしてホームズ達が活躍した時代は19世紀終わり頃なので、時代的にも正しいんですよね。ルイ14世の挿話などからも、時代考証に対する熱意が伝わってきました。

    ですが、例えば[非現実的な世界の住人の言語だから。]などの理由に基づいた意図的な表現であれば申し訳ないのですが、ミス・メアリーの完璧なフランス語が気になります。「ありがとう」を意味する "Merci" は感動詞で活用しません。「ホームズさん」を "Honsieur Holmes" としているのも、本当は "Monsieur Holmes" と書きたかったんじゃないかな・・・と、どうも完璧なフランス語には見えないぞと思ってしまいました。 "C'est normal" については、ピリオドが抜け落ちているのが気になりました。1つ目の文には付いているのに・・・。用法やニュアンスは良い味を出しているのに、です。細かい揚げ足取りみたいになってしまい、本当にすみません。

    作者からの返信

     時代交渉について褒められたのは初めてです。苦労した甲斐がありました。

     実は私今年67歳のパソコンの素人で、フランス語のところはルビ打ち等難しくて、パソコン教室の先生に丸投げでやってもらったんです。

     ワードからカクヨムに移すとき、ルビがうまくいかず、もたもたしてるうちに全部消えてしまい、何とか直そうと頑張ったんですが、ロックされたようになってしまい、どうやっても直せなくて(ピリオドも)遂に諦めてそのままになってました。

     今年の4月にパソコン教室が閉鎖になり、もうどこにも聞きに行けないので、私の力ではもう直せません。(涙)
     あと字を一段下げて(*注)を書くとき、編集ではうまく直したのに、プレビューで見るとめちゃくちゃになっていたりして、どうやって直したら良いかわからずそのままのところもあります。

     そんな作品ですが、どうかお嫌でなければ、最後まで読んでください。特にラストの「12日31日の来訪者」だけでも。
     多分誰も見たことのないマイクロフト・ホームズが見られます。

    「ミステリー2」の企画では、二作出すのが禁止されていなかったので、もう一本(資料が手に入らず、一部未完成)「もし君がイエスと言ったら」という作品も出しました。色々問題のある作品ですが、「ミステリーズ」に応募するつもりで書いて、あともう少しで完成でしたが、果たせなかった話しです。作中人物の名前が、「ツイン・ピークス」になっているのがお遊び。