境目と別れ道

 いくつかある選択肢の中で、本人がこれぞと思ったものをなるべく尊重したい。それは理想だろう。

 現実には、本人の認識や見識が必ずしも正しいわけではない。無制限に黙って見守るわけにはいかない。

 それでも、本人としていきつくべきところにいきつけたならもって祝うべきか。

 必読本作。