白いブラウス 💐
上月くるを
白いブラウス 💐
真っ白で清楚で、ほんの少しドレッシーなブラウスを、一枚、新調しました。
自分にお金をかけることを極端に避けたがるヨウコさんにしては珍しい贅沢。
でも、これ、どうしても必要なのです、大事な友人の結婚披露宴があるので。
現役を退いてから礼服を着る機会がなくなり、ハレの場への出席は久しぶり。
クローゼットの奥にはロングと膝丈、どちらもラメ入りのドレスが出番待ち。
ツルツルした素材のロングは見るからに疲れそうなので、膝丈を選びました。
で、ノースリーブの内側に着る、薄い七分丈のブラウスが必要になって……。
帰宅して上着ともども合わせてみると、おお!! 完璧なワンセットの仕上がり。
当日はあさイチに出かけ、帰りは終電近くなる長丁場ですが、これならOK。
コロナ以来になる首都圏のど真ん中の割烹披露宴をしっかり満喫して来ます。
👰
ちなみに、花嫁とは親子ほどの年齢差がありますが、四半世紀のおつきあい。
新卒のジャーナリストの卵だった彼女が事務所を取材に訪れてくれてからで。
初対面から気が合い話が弾み、当地にいるころは月に何度も会っていました。
世界貢献の道を目ざし海外で仕事を始めてからはメールの交流が主になって。
帰国のたびに訪ねてくれましたが、コロナ禍を挟んだ今回は本当に久しぶり。
欧州人の新郎とは初対面で、美男美女カップルの和装がいまから楽しみです。
人生は縁と言われますが、彼女とヨウコさんもふしぎな糸に導かれたとしか。
一生のおつきあいになるであろうカップルを心から祝福してまいります。🎊
🌞
この一編、起承転結もなく、まるで小学生の作文みたいになってしまいましたが、たまには(いえ、いつもですよね~(^_-))こういうのもいいかな、と。(´ω`*)
今回に限らず、ヨウコさんの筆は、高原の牧場に放たれた黒、白、茶などの馬たちがゆらりと尾を振っているような他愛ないものばかり、どうぞご海容くださいませ。
白いブラウス 💐 上月くるを @kurutan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます