一つの物事、それをどう捉えるか。視野を広げてくれるミステリー短編物語。

こちらはとある小説家と女子大生が繰り広げるミステリー短編作品です。
その女子大生がとある出来事に遭遇し、そこから小説家へ相談をする、そして解決、という内容となっています。
その相談内容は「自身の葬式を見た結果、死んでしまった友人の話」で、そこから「とむらい坂」という坂の謎に迫ります。

この解決編がとても面白く、ひとつの出来事やモノに対して、それをどう捉えるか、という広い視野を私達読者に教えてくれるのも必見です。
哲学的に繰り広げられる推理に思わずのめり込んでしまう内容でした。
物語としても面白く、また新たな知見を得る事も出来る内容となっています。
ぜひ皆様にも読んでいただきたいです。

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