KAC20234_深夜の散歩で起きた出来事。
天使と悪魔のささやき。
しかもその内容は観念的で究極的。どっちと言われても面倒だ。
そんなことを思いつつ適当にあしらっていたら……。
不幸にも天使と悪魔の論争に巻き込まれた主人公が良き。
達観している訳ではないが飄々としている。
ただただ、関わるなのスタンスだ。
結局のところ善を突き通して生きるなど無理だ。
中庸、凡庸etc。これこそ人の在り様ではないか。
そんなことを感じた。
テーマを最大限生かしながら次々と展開させてゆく読み応えある作品です。
是非是非~