婚約者と家を奪われた令嬢は『ざまあ屋』を頼った

アソビのココロ

第1話

「ちゃっかり横丁、この辺のはずだけど……」


 すえた臭いのするうらぶれた街並みです。

 王都にこんなところがあったなんて。

 治安も悪そうだし、今までの私なら絶対に足を踏み入れない場所だわ。

 不安と心細さを感じながら歩みを進めます。


 私はチェルシー・アダムズ。

 伯爵家の娘でした。

 今朝までは。


 よくある話です。

 継母の連れ子に婚約者を横取りされ、継母に家を追い出されました。

 病床にある父には何も知らされていないと思います。

 使用人一同も、我が家の絶対的権力者である継母には意見できませんでした。


 継母に他家との交流を禁じられていたので、こんな時に頼るべき者もおりません。

 まさに身一つで追い出されんとした時、子供の頃から仕えてくれていた侍女がそっと荷物とメモを渡してくれました。


『お嬢様、この者を頼ってください。必ずお嬢様の力になります』

『ありがとう』


 そのメモを頼りにやって来ましたが……。

 よく尽くしてくれた侍女でした。

 わざわざ私を人攫いの出るような地区に追いやったとは思えません。

 正直怖いけれども、幸い今の私はみすぼらしい格好で貴族に見えない……。

 いや、もう貴族など名乗れないのかしら?


「よう、姉ちゃん。どうしたんだ?」


 振り返ると大柄で柄の悪そうな男です。

 ああ、絡まれてしまいましたか。

 話を聞いても断ってもどこかに連れ込まれそう。

 正解がない気はするけれども、もう失うものはこの身しかないです。

 思い切って聞いてみましょう。


「親切なお方。私はざまあ屋を探しているのです」

「おっと、旦那の客かよ。なるほどな」


 何がなるほどなんでしょう?

 頻りに頷いてるけれども。


「ついて来な」


 一か八かです。

 その男の後についてゆきます。

 五分ほど歩いたでしょうか?

 大柄の男が指差します。


「あれがお探しのざまあ屋だ」


 物乞いがいます。

 まだ若い男のようですね。

 しかし見慣れない三角帽子に色眼鏡と、侍女の教えてくれた特徴に合っています。


「ありがとうございます」

「姉ちゃん、貴族のお嬢様なのかい?」

「わかってしまうのかしら? 今朝まではそうでした」

「訳ありか。もっとも旦那の客は全員そうだ」


 かかっと乾いた笑いを見せる大柄な男。

 本当に親切な人なのかもしれないですね。


「あの、ざまあ屋とはどういうお方なのですか?」

「ん? 何も聞いてないのかい?」

「恥ずかしながら今朝突然家を追い出されてしまいまして。信頼できる侍女にざまあ屋を頼るよう言われただけなのです」

「そりゃあいい!」


 何がいいのでしょう?

 この上ない不幸なのですが。


「いや、すまねえ。旦那も訳ありなんだ」

「そうでしょうとも」


 皮肉ではないです。

 貧民街で物乞いをしているような男です。

 訳ありに決まっています。


「紹介するぜ。おい、旦那。どうやら客だ」


 客だと紹介されたましたが、私はちょっと慌てます。

 何故ならほとんどお金など持っていないから。

 いいんでしょうか?


 物乞いのざまあ屋はチラッと私を見ました。

 髭ぼうぼうだけど、意外と澄んだ瞳でドキッとします。

 私の運命はこの人が握っている。

 そういう予感がしました。


「やあ、ジェス。ありがとう」

「オレも話に混ざっていいか?」

「まあ君には借金がありますし、仕方ないですね。他言無用ですよ。信用に関わりますから」

「わかっているぜ」


 勝手に話が進んでいますけど。

 ざまあ屋の『旦那』は綺麗な声でした。


「ざまあ屋のトゥルクスと申します。察するにお嬢さんは……チェルシー嬢? アダムズ伯爵家の?」

「はい」


 身元がバレています!

 危険かしら?

 いや、私はもう何も持たないのでした。


「旦那、さすがだな」

「アダムズ伯爵家は継室独裁でね。チェルシー嬢は社交を禁じられてたんじゃないかな。ほとんど表舞台に出てこなかったんだよ」


 ざまあ屋さんの言う通りです。

 私が婚約破棄されて義妹が後釜にというのもそのせいです。


「チェルシー嬢がざまあ屋に来てくれると、商売として最高だなと考えてはいたんですよ。まさか本当になるとは」

「旦那にも運が向いてきたんじゃねえか?」

「そうかもしれません」

「借金忘れんなよ」


 何が何だかわからなくて混乱します。

 雰囲気に流されて笑っちゃいましたけど!


「ところであの、どういうことなんでしょうか? 話が全く見えないんです」

「ああ、チェルシーちゃんは今朝家を突然追い出されたようなんだ。旦那を頼れと言われただけで、旦那についてどうやら何も知らねえ」

「突然追い出された? まさか伯爵の身に何か?」

「いえ、父は病床に臥せっておりますが存命です」

「よかった、ややこしくなるところだった」


 ホッとするざまあ屋さん。

 何の説明にもなっていないんですけれど。


「失礼いたしました。ボクことざまあ屋トゥルクスは、不当な目に遭っているお客様に可能な限り報いるという商売をしております」

「報いる、と申しますと?」

「このケースですと、チェルシー嬢の正当な地位を取り戻すということです」


 本当に綺麗な目です。

 思わず見とれてしまいます。


「可能な限り、ですけれどもね。例えばチェルシー嬢の元婚約者アーノルド・コンドレン伯爵令息を取り戻せ、というのは不可能だと思います」

「そんなことは望んでいませんから結構ですが」


 私がアーノルド様に婚約破棄されたことも御存知です。

 まだ正式発表したわけでもないのに、大変な事情通ですね。


「でも私にはお金がないのです」

「旦那に頼るやつは皆そうだぜ」

「成功報酬になりますので、現在お金を持っている必要はありません。しかしこれからチェルシー嬢が取り戻す財産の内、半分を報酬として私がいただきます」

「半分……」


 悩むことがありましょうか。

 ここで依頼しなければ、私は朽ちて死ぬだけなのです。


「了承していただければ契約は成立です」

「チェルシーちゃん。悪いことは言わねえ。よく考えた方がいいぜ」

「どういうことですか? 私はざまあ屋さんに依頼するしかないのですが」


 困ったような顔をしているジェスという名の大男。


「旦那はおそらくチェルシーちゃんの満足する結果を出す。そうすると報酬を払わなきゃならねえ」

「当たり前ではないですか」

「旦那は恐ろしいぜ。払えなくて結局没落した貴族や大店もあるんだ。ま、旦那が貧乏してる理由の一つはそれなんだが」


 全てを見通すような澄んだ目で私を見つめるざまあ屋トゥルクスさん。

 引き込まれる様な、印象的なルックスです。

 確かに全てを取り戻しても半分報酬として渡したら、経営が立ち行かないということはあるのかもしれないです。

 それでも……。


「全てを投げ打ってでもお支払いいたします」


 その時の判断を後悔はしていないです。

 しかしあんな結果になってしまうとは。

 ざまあ屋トゥルクスさんが笑顔を見せます。


「いい返事です。では依頼をお受けいたします。三日後にお会いいたしましょう。ジェス、それまでチェルシー嬢を頼んだよ」

「あいよ」


          ◇


 ――――――――――三日後。


「いえいえ、お構いなく」

「そうかい? 貴族の令嬢にはツラい生活だと思うけどよ」


 食う寝るところに住むところを、ジェスさんにお世話になってしまいました。

 悪人顔なのにいい人ですね。


「何もお支払いできませんのに」

「それは旦那からもらうからいいんだぜ」

「でもトゥルクスさんは借金持ちなのでしょう?」

「ハハッ、まあな」

「ジェスさんはトゥルクスさんを信頼しているんですね」

「オレも旦那に救ってもらったクチでね」


 そうだったのですか。


「この顔のせいで人殺しと誤認されたことがあったんだ。逃げ回ってたところを旦那と知り合った。官憲にとっ捕まった時、証拠を集めて論破してくれてよ。旦那がいなかったら今頃天国だったな。いや、地獄の間違いか」


 トゥルクスさんもいい人なんですね。

 ざまあ屋を教えてくれた侍女も、かつてお世話になったのかもしれません。


「ざまあ屋、というのは何なのです?」

「ん? 嫌な野郎が墓穴掘ったり、うまいことやり返せたりするとざまあ見ろって思うだろ? 相手にとってそういう状況を作り出す仕事って意味じゃねえかな」

「私のこともよく御存じのようでしたし、トゥルクスさんは大変たくさんの情報を握っておいでのようですが」

「飯を食わせる代わりに、孤児や浮浪者にネタを集めさせてるんだ。それも旦那が貧乏な理由の一つなんだけどよ」

「なるほど」


 相当変わった人のようです。

 ますます興味が湧きますね。

 

「それほどたくさんの情報をお持ちなら、いくらでも稼げると思うのですが」

「オレもそう思うんだがな。法律の問題があるらしくてよ」

「法律?」

「例えばある不正があったとするよ? ただそれを無関係な旦那が問い詰めたりすると恐喝になっちまうらしいんだな」

「不正……アダムズ伯爵家に不正があったとしても、指摘できないということですか?」

「ハハッ、指摘はできるぜ? 金にならねえってだけだ」


 つまり、お金を脅し取るということができないんですね?

 官憲に指摘することはできるけど、そんなことをしても収入にならないし、恨みを買うだけ損ということのようです。


「今回のケースでは、チェルシーちゃんの正当な権利を取り戻すという大義名分があるんだぜ。旦那も張り切ってるんじゃないかな」

「何を張り切っているって?」

「よお、旦那」


 ざまあ屋トゥルクスさんがいい笑顔でやって来ました。

 髭も剃ってサッパリした格好をしていますね。

 やはりイケメンでいらっしゃいます。


「証拠は揃った。というか伯爵がこの事態を見越していたみたいだな」

「お父様が?」

「ええ。完全勝利できますよ。行きましょうか」

「わかりました」

「用心棒としてジェスも来てくれるか」

「構わねえが、旦那強いじゃねえか」

「わかりやすい暴力のシンボルが必要な時もあるんだ」

「オレの顔のことかい! ひでえな」


 三日ぶりの我が家へゴーです。


          ◇


 家に帰ってみると、何かバタバタしています。

 あれはお医者様?

 ちょうど通りかかった筆頭執事を捕まえます。


「デニス、これはどうしたことです?」

「あっ、お嬢様! 実は旦那様が亡くなられて……」

「何ですって!」


 お父様が?


「間に合った、が……」


 ざまあ屋トゥルクスさんが難しい顔をしています。

 お父様の死に目には間に合ってないんですが。

 いえ、今はそんなことより……。


「お父様に会わせてください!」

「はい、こちらへ」


 ずっと身体が悪かったことは知っています。

 ああ、安らかな顔をしている。


「……よかった。苦しまないで逝けたようですね」

「あら、どこをほっつき歩いていたんでしょうね。不肖の娘は」

「お義母様」


 あなたが私を追い出したんですけれどもね。

 継母が憎々しげな顔を隠そうともせずに言う。


「エルトンが儚くなったことを敏感に嗅ぎ付けるゴミムシのような嗅覚には感心しますけれどもね。アダムズ伯爵家を捨てたあなたに差し上げるものはなくってよ」

「そのことに関してなんですけれどもね」


 飄々とした様子で割り込んでくるざまあ屋トゥルクスさん。

 初めていたことに気付いたように継母が視線を移します。


「……どこのどなただったかしら?」

「チェルシー嬢の助っ人ですよ」

「ああ、ゴミムシの仲間ね。たった三日で男をくわえ込むとは大した淑女だこと」


 トゥルクスさんがちゃんとした格好をしていたから、一瞬貴族かも? と思ったのでしょう。

 しかし結局私に与する者として見下すことにしたようです。

 トゥルクスさんが続けます。


「奥さんはこの屋敷に対して何の権利もないんですよ」

「私はエルトンの妻ですよ?」

「そういう届けは出されておりません」

「……何ですって?」

「これ、証拠の書類です。疑うなら役所で閲覧できますので」


 継母が書類をひったくり、手を細かく震わせながら見つめている。


「ついでながら、奥さんの娘も、亡くなった伯爵エルトン様に認知はされていません」

「ふ、ふん。書類が提出されていないようね。まあいいわ。これから届けを出せばいいのだから」

「使用人諸君もよく聞きたまえ! 偽った届けで故意に貴族家を乗っ取ろうとすることは重罪だ。平民が行えば死刑。知っていて見過ごそうとすることも罪に問われる!」


 継母は商家の出身、お父様の妻でないならば平民だ。

 使用人達が青い顔をしています。


「アダムズ伯爵家の正統な後継者はチェルシー嬢だ。奥さんが違法な行為を行おうとするなら受けて立つ。でも帰れる実家があるのですから、命を懸ける必要はないと思いますけどね」


 継母が射殺しそうな目をトゥルクスさんに向ける。


「……私の負けのようね」

「御理解いただけてありがとうございます。エルトン様の葬儀が終わるまでは奥さんのこの屋敷での居住を認めましょう」

「いえ、娘が戻り次第出てゆくわ。……私も娘もエルトンに信用されていなかったようだから」


 信用されていないというより、あくまで愛人扱いだったのではないでしょうか?

 お父様はお母様を失い、おそらくは寂しさから継母を求めた。

 しかし亡き母を尊重して私を後継者に擬していた。

 あるいは私が他家に嫁いだら義妹を後継者に、という考えもあったのかもしれないです。

 お父様が逝去した今となっては、その心内を知ることはできないけれど。


「デニス、アダムズ家の印をお持ちなさい。私自身が役所にまいります。デニスはお父様の葬儀を手配なさい」

「はっ!」


          ◇


「あっという間に解決しちまった。オレは必要なかったじゃねえか」


 役所への道すがら、ジェスさんがブツブツ言います。


「結果としてはそうでしたね……もう少し抵抗されるかと思ったのですが。思ったよりクレバーな奥さんでした。いや、手続きが終わるまでは狙われてもおかしくないんですけれども」


 途端にキョロキョロし始めるジェスさんがおかしい。


「報酬の件なのですが」


 トゥルクスさんの仕事は完璧でした。

 私はお父様を失ったけれども、他全てを取り戻すことができました。

 トゥルクスさんがためらいがちに言います。


「今回の案件はイレギュラーでした。依頼を請けた時と今とでは条件が違ってしまっています」

「お父様が亡くなったことですね?」

「はい。しかもボクがしたことは、少々の証拠集めと役所で届けを確認したことだけでした。これでチェルシー嬢の得た半分を寄越せということは……」


 私は実質次期伯爵です。

 半分を報酬となると、大変な資産になります。

 分けるのが難しい上に、各方面に迷惑をかけてしまいますでしょう。


「旦那が言ってた『間に合ったが』、に続く言葉が遠慮ってことなのかい?」

「そうせざるを得ないケースですね」

「いえ、いいのです。半分もらってください」

「……影響が大き過ぎるのでは?」


 普通に資産を売り払い、伯爵を返上して半分お渡しすればそうですね。

 もっといい方法があるのですよ。


「トゥルクスさん、私の夫になってください」

「「えっ?」」

「何なら伯爵位を継いでいただいても構いません」


 これなら私の手に入れるものをトゥルクスさんと分け合うことになります。

 ちょうど半分こです。

 何の問題もないと思います。


「私は十代の若輩者で、領主教育もほとんど受けていないのです。トゥルクスさんに助けていただけると嬉しいです」

「ええ? あの……」

「トゥルクスさんの持つ情報は、伯爵の権力とコネと資産がある方が生きると思いますよ。孤児や住所不定者に施したいというなら、それも貴族の義務でありますし」

「は……」

「トゥルクスさんのような可愛い系のハンサムは正直好みです。結婚してください」

「……」

「手続きがありますので、役所に着くまでに決めてくださいね」


 不意に大笑いするジェスさん。


「アッハッハッ! 押しが強え! 旦那、こりゃダメだぜ。降参しちまいな」

「よ、よろしいのですか? ボクは平民ですけれど」

「出自などどうでも構いません。トゥルクスさんが信用できて頼りになるハンサムだからいいのです」


 一目見た時にこの人は、とビビっときました。

 ファーストインプレッションを信じてみます。


「旦那がもっと大きい舞台で活躍してくれると、オレも嬉しいぜ」

「そ、そういうものですかね?」

「はい。ですからよろしくお願いいたします」

「わかりました。こちらこそ微力を尽くさせていただきます」


          ◇


 結局伯爵位は私が継ぎました。

 トゥルクスは平民だったけどマナーには問題なかったし、またかつて助けたことのある貴族も複数いたので、社交界に溶け込むのは早かったです。

 ジェスさんを通じて貧民に仕事を振ったり孤児に教育を与えたりし、独自の情報網を用いてビジネス面で成功を収めました。

 できる人だなあ。

 私の見る目も褒めたいです。


「ねえ、ダーリン」

「何だい?」


 ああ、この人は基本的に優しいなあ。

 好き。

 

「領の新開墾地で人を受け入れられそうになってきたの。そっちで仕事にあぶれてる人がいたら希望受けるけど?」

「ああ、助かる。一〇人ほどお願いしていいかな?」

「任せて」


 トゥルクスは食と職を重要視しているようです。

 遊んでいる者がいると経済が停滞する、治安が悪くなるという理屈ですね。

 人にも経済にも優しいんです。

 好き。


「ねえ、ダーリン」

「ん?」

「私ダーリンと出会えてよかった」

「ボクもだよ」


 最初に会った時から、どこか貴族っぽい所作だとは思ったんですよ。

 トゥルクスはある男爵家の庶子だったそうです。 

 正妻の子に負けないようガムシャラに勉強して。

 でも男爵家が没落すると、庶子ゆえにどこにも引き取ってもらえず。

 その時に経験したことと子供の時に学んだことが今役に立っているんですよ、と笑って言いました。

 好き。


「チェルシーと出会えていなかったら、ボクは今でも足掻いているだけの人生だったと思う」

「言わないで」


 トゥルクスの口を私の口で塞ぎます。

 私こそトゥルクスに出会えていなかったら、今頃野垂れ死んでいるか娼館にいるかのどちらかだったでしょう。

 私達の出会いは必然だったかもしれない、というロマンチックな思いが頭を占めます。


「愛しています」

「ボクもです」


 うふふ、夜はこれからです。

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