あとがき

 今回はHalo - Intellectual Giftednessをお読みくださり、ありがとうございました。本作は天才と凡人という曖昧な概念が明確に可視化された世界で、人間社会においてどのような現象が起こるかといったことをテーマにした空想世界を文章化したものです。お楽しみいただけましたか...?


 ギフテッドって羨ましいですよね。特別な才能を生まれながらに手にした者はきっと人生イージーモード!勝ち組確定!と勝手に思って人の気苦労を知ろうともしない僕のような人間は浅はかで短絡的だなあと、そう思います。


 最近は10代のうちから色々な分野でめきめきと頭角を現して活躍している若者が本当に多いです。天才少年・少女という触れ込みで並みの研究者をも凌ぐような知能を持つ小さな子どもが特集されたテレビ番組や、新進気鋭の天才音楽家といってちやほやされている10代のアーティストも珍しくありません。ほんと、凄い世の中になったものです。(かく言う僕も、ほぼZ世代なんですけどね...。)


 まあ、きっと皆さんもそんな天才たちを見ると、彼らはどんな努力をしているのだろうと思うより前に、嫉妬しませんか?ということが言いたかったのです。勿論、努力に勝るものはありませんが、凡人が努力するよりも、天才が努力した方が上回るというのは確かです。そんな残酷な世界で、天才と呼ばれる部類の人たちに嫉妬心を抱くなという方が無理な話だと思うのです。ここは素直に白状させてください。


 だからきっと、天才と凡人という朧げな境界線がきっちりと目に見えて分かるようになってしまえば、嫉妬心に狂った凡人と天才たちによる社会の分断は避けられないだろうなーと、訳の分からないことを考えて本作を書き殴ったという次第です。不快に思われた方が居れば大変申し訳ありません...。


 皆さんはどう思われますか?天才と凡人が本作のように天輪という身体の部位などで分かるようになってしまった時に、人々はどういう行動を取ると思いますか?社会ではどのような変化があると思いますか?何かアイデアのある方、感想などお待ちしております...。


 それでは...!

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Halo yokamite @Phantasmagoria01

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