凄い

世界観がよく練られていて、独自の概念や存在がある。
それだけでも1作品の魅力としては十分なのに、人物の心理描写、これが秀逸過ぎる。
妬み、恨み、そういったマイナスな感情の表現が上手く、そこに至ったまでの経緯をしっかりと説明できている。
普通のファンタジーとしても、サモナー系ファンタジーとしてもワクワクできる場面がありながら、人間の感情、世界情勢などの色んな描写のごった煮、されど違和感や不快感は一切感じさせてくれない。

素直にすごいと思えた作品です。