下東良雄の覚悟がここに

下東良雄という作家は、心優しい方だ。社会にはびこる不平等や、個人の抱える苦しみを自分のことのように思い、心を痛めている。

その作家が今回は、子供の心に寄り添う。子供にとって親とは何なのか。どんな思いを抱いているのか。それを淡々と教えてくれる。

 この小説が、同じような境遇の子を救う手助けになればいいと私は思う。

その他のおすすめレビュー

月森 乙@「弁当男子の白石くん」文芸社刊さんの他のおすすめレビュー781