付録
※登場人物
■ストランジェ王国
○テルル・ストランジェ
主人公(15歳)。ストランジェ王国の王女だが奔放な性格で、王宮でも馬の世話をしている。王宮に留まっていることが嫌いで、町に一人で遊びに行ったり、遊牧に同行したりする。
○フランシア・ストランジェ
テルルの母。元隣国の貴族令嬢で、『ヴァネディアの至宝』とまで呼ばれた才女。ヴァネディアの先王に気に入られて当時の王子、ラザフォーの婚約者となったが、アカデミーの卒業パーティーで婚約破棄を言い渡される。その後、アカデミーで同期だったストランジェ王国の王子、トーリと結婚し、テルルとネオの二人の子供に恵まれる。
○トーリ・ストランジェ
テルルの父。ストランジェ王国の現王。隣国ヴァネディアのアカデミー時代にフランシアと出会う。戦士なのでがっちりした体型で剣と槍の名手。奔放ですぐどこかに行ってしまう娘のことを心配している。
○ネオ・ストランジェ
テルルの弟(13歳)。姉とは違い真面目な性格で、次期王としての教育を受けている。最近は恥ずかしさからくっつきたがらないが、テルルのことは大好き。
○ジンク
テルルが育てている黒いホーン種。角があり一般的な馬よりも体がかなり大きく、力強い。
○マリーダ・マーキュリー
ストランジェの女騎士で、王宮で近衛兵をしている。テルルとネオの教育係として剣や槍も教える。
○ローレンス・ゴールド
ストランジェの港町、ニカールで商人ギルド長をしている。元はヴァネディアの商家の息子だが、フランシアにスカウトされてストランジェにきた。
■ヴァネディア王国
○ラザフォー・ヴァネディア
ヴァネディア王国の王。フランシアの元婚約者。フランシアに婚約破棄を言い渡した後、同じくアカデミーで同期だった公爵令嬢であるルティーシャと結婚。
○ルティーシャ・ヴァネディア
ヴァネディア王国の王妃。アカデミーに在籍していたときからフランシアのことは嫌いで、ラザフォート結婚したときは 「フランシアから奪ってやった」と悦に入っていた。王妃として王宮に居続けることに固執していて、自身に従わない貴族や商人の娘を厩舎横に住まわせ、馬の世話をさせると言う嫌がらせをしている。
○アメリア・ヴァネディア
ヴァネディアの王女。実際は王弟であるファーラス・ヴァネディアの娘だが、子供ができなかった王妃のわがままで、半ば強引に養子とされた。
○クロム
ヴァネディア王宮で働く兵士。下っ端なので雑用を押し付けられることが多い。王宮でテルルと最初に仲良くなる。
○タンタール
ヴァネディア王宮の兵長。王妃の右腕的な存在で、王女が行う嫌がらせの手助けをしている。自分で仕事はほとんどせず、大体は部下に命令してやらせている。
○ジーナ・ターリアム
ヴァネディアのターリアム公爵家令嬢。ジーナの母親が王妃の妹にあたるので、王妃の姪にあたる。
○カーパー
カーパー商店の主。元々はストランジェで商人ギルド長をしていたが、フランシアの命でヴァネディアで商売をする傍ら、情報収集なども行っている。
隣国に行ったら馬の世話を押し付けられましたが、むしろウェルカムです たおたお @TaoTao_Marudora
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