怪しいバスに誘われた先は、幽霊だらけの町!

物語のはじまりは、闇を走るバスの車内から。
何やら怪しいそのバスに、主人公の五歳の少女:あかりは一人バスに乗っています。
彼女は一人で亡き母の幽霊を探して、この怪しいバスに乗車したのです。
さて、バスはあかりをどこへ誘うのでしょう……?

ちょっと不気味なシーンから幕開けする本作。ですが、作品全体を通してやさしい言葉で紡がれた、あたたかい気持ちになれる作品です。

母を探す道中で、あかりが出会う登場人物たちも賑やかです。
見た目は怖そうだけどなんだか優しい軍服のおじさん、イケイケの女番長みたいなバイク集団のリーダー、狐の面を被ったいたずら少年……他にもたくさんの出会いがあり、まさにお祭り騒ぎです。

そうした出会いを重ねた果てに、あかりがたどり着いたのは……ぜひ本作を読んで確かめてみてください。

ラストシーンのあかりの「秘密」に、ほっこりすること間違いなしですよ!

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