第101首 額田の大君(万葉集)
君待つと吾が恋ひ居れば我が屋戸の簾動かし秋の風吹く
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あなたが早くおいでにならないかと恋しく思いながら待っていると、私の部屋の簾が秋風に吹かれて動きます。あなたが来たのかと思いましたが、姿は見えませんでしたよ。
(出典:Rekisiru)
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「ふっ・・・」
私の最近の癖。
口元が綻んだ後。
寂しさが私を包む。
私の部屋の御簾が動くたびに。
心が乱れるのです。
そう。
まるで幼子のように。
貴方のひどい仕打ちを。
恨んで何度も泣いたけど。
それでも。
貴方を待つ私は。
余りにも滑稽で。
小さく。
笑みをこぼしてしまうのです。
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イラストはこちら。
https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16817330661917913428
歌人(うたびと)達の風景(百人一首まとめ) 進藤 進 @0035toto
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