第8回
アリア
「ハイハイハーイ! 始まりましたー。アリアっちFCの時間です! 今回もカーズチームの実況をお届けしますよー! ウェイウェイウェイ!!!」
カーズ
「それはもう終わった上にサッカー番組だ。ウチのPTにそんな選手はおらん。それに出だしで勢いだけアピールするな」
アヤ
「でもカーズは本編では触れてないけどずっとサッカーやってたよね? たまにはやりたくならないの?」
カーズ
「うーん、まあやりたいと思うこともあるけどさあ、この筋力でボール蹴ったらパンクして終わりそうでしょ? でも中世時代だし、サッカーが発祥して来たくらいの時代では・・・? 確か8世紀に生まれてスポーツとして定着したのは1,800年代だからまだまだ先だな近代に近い(諸説あります)」
アリア
「ふふふ・・・、実はアリア商会公認スポーツとして世界中の国にチームがあるのです。リチェスターにはゲートがないのでありませんけど。ソッカーっていうスポーツとして流行っていますよ」
カーズ
「ええ?! 何ぶっこんでんのお前は? でもレベル差が身体能力になるのに、スポーツとして成立すんのか?」
アヤ
「みんなが平等のステータスになってもそれはそれで面白みに欠けるよねー」
アリア
「そういう訳でスタジアムにはステータス調整用の結界が張ってあります。まあ私が張ったんですけどねー」
カーズ
「へえーじゃあ俺も普通の人に毛が生えた様な感じになるんだ?」
アリア
「余りにも高い人はそれも一つの個性なので全く同じにはなりませんよ。まあこういう所は御都合主義ということで流しましょう。さてさて、ゲストはー」
カーズ
「サラッと黒いこと言ったな」
アヤ
「まあアリアさんだしね・・・・・・」
アリア
「はいはい、今回は初代竜王ダカルーに来て貰いましたよー。お久しぶりですねー」
ダカルハ
「うむ、皆も息災で何よりじゃ。ところでウチの次代の二人はしっかりとやっておるかのう?」
カーズ・アヤ
「「・・・・・・・(黙)」」
アリア
「まあ、そういうことですねー」
ダカルハ
「どういうことじゃ?!」
カーズ
「アジーンは戦闘で頭をまるで使わずにケンカノリで殴り合う。あのまま行くと結構マズイ。エリックに毎回半殺しにされてるけど懲りてねーな。脳筋過ぎる。それとまあ若いからだと思うけど、発言が思春期丸出しで地味に恥ずかしい」
アヤ
「チェトレはバトルは強かで才能があるんだけどねー。隙あらばカーズの寝込みを襲う痴女みたいになってるよ」
ダカルハ
「なんと・・・・・・。次代の竜王が情けない・・・・・。確かにあやつらは若い。まだまだ人生経験が足りぬのであろうな。じゃがアヤよ、チェトレの行動は致し方ない。龍人族は強い者を好む。あれは本能の様なものじゃ。お主達の仲を邪魔させたくはないが、多少は考慮してやってくれぬかのう?」
カーズ
「アレを許容したら裸で突撃してきそうだから怖いんだよ。他にも似た様なのが女性陣に多いから余計に怖い。全員許容しないといけなくなる」
ダカルハ
「うむむー、じゃが儂も若ければカーズを狙ったであろうな。強者の子孫を求める本能には逆らえん。それよりもアジーンが問題じゃのう」
アヤ
「相手が格上だと絶対死ぬよ、アジーン。神龍のケルコアに加護と超速再生貰ってたけど、あのスタイルだと逆に酷くなりそうだよね」
カーズ
「毎回悪さしたらばーちゃんのところに送り返すって言ってるんだけどなー」
ダカルハ
「なんと、神龍ケルコア様に認められたのか? まあ色々と問題はあるかも知れぬが、長い目で見てやってくれんかのう・・・」
カーズ
「まあばーちゃんにそう言われちゃなー。二人で頑張ってケルコア相手にダハーカ・ブレス撃ってたし。成長はしてるとは思うよ」
アリア
「どうなんですかー? 稽古担当のエリック?」
エリック
「うおっ?! なんでいきなりここに? おお、竜王さんじゃねーか。久しぶりだなー。うーむ、毎回稽古でボコってやってるんだけどなー。チェトレは駆け引きが上手いが、アジーンは猪突猛進が過ぎる。堕天神とか相手じゃ軽く死ぬぞあいつは」
ダカルハ
「久しぶりじゃのう、エリックよ。子孫の稽古を任せてしまって申し訳ない限りじゃ」
エリック
「いやそれはいいんだが、多分戦力的にアジーンが一番問題がある。そろそろこっちは剣を使って稽古してやるかな。徒手空拳同士だからケンカノリになるんだろうしな。戦術が得意なのはディードだが、多分真っ向からやったらアジーンは細切れになりそうだしな」
カーズ
「じゃあ俺もたまには相手してやるか。殺さない様に気を付けよう。兄妹で立ち合わせても面白そうだけどな」
アリア
「うーん、どうも今回はガチの悩み相談みたくなってしまいましたねー。それに天界での修行でカーズも私に匹敵する力を身に付けたようですし。うかうかしてられませんねー。ゼニウスのジジイに一発蹴りくれてやったそうじゃないですか?」
カーズ
「無計画に勢いで開催するからこうなるんだよ。ちゃんと読者の質問とか集めて計画的な進行をしろよなー。お前の意味不明な人気もこのままだと下降線だな。はい、乙でした。まあオッサンには今迄の借りだ。ケジメはつけて貰わないとな」
アリア
「むぅー、私も一発ぶん殴りたいですねー。それにわかりましたよ、次回からはもっとネタを練って開催しますから! 目に物見せてやりますよ、ふっふっふww」
カーズ
「次回もあんまり変わらなそうだ・・・・・・・」
アヤ
「まあアリアさんだからね・・・」
エリック
「あの時の実況の勢いは何処にいったんだ?」
ダカルハ
「アリア様にも色々とあるのじゃろうな。では今回はこれにて!」
カーズ・アヤ・エリック・ダカルハ
「「「「これからも
OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~
https://kakuyomu.jp/works/16817330653523704177
をよろしくお願い致します!!!!」
アリア
「ああー、乗り遅れたじゃないですか! ついでに
OVERKILL(オーバーキル) ~アリアの勝手に巻き込みコーナー~
https://kakuyomu.jp/works/16817330653661805207
と
OVERKILL(オーバーキル) キャラクター・スキル・設定資料集(注:ネタバレ含みます)
https://kakuyomu.jp/works/16817330663176677046
もよろしくですー!」
アリア
「やはりプロットというものは重要ですね・・・・・・」
カーズ
「それは作者にも言えることだと思うぞ・・・」
OVERKILL(オーバーキル) ~アリアの勝手に巻き込みコーナー~ KAZUDONA @kazudonafinal10
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。OVERKILL(オーバーキル) ~アリアの勝手に巻き込みコーナー~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます