誰ぇー?
俺が待たされること3時間。
荷物の開封などを頑張っているとビィーーと呼び鈴の音が鳴った。
「はい!」
俺は急いで鍵を開けると、明らかにヤバそうなサングラスに黒スーツの男が2人と女が1人立っていた。
某液晶番組を思い出す格好だぜ。
…俺さ、思うんだけど。これもしかしてやばい?
「国民省副大臣の大江です。
後、彼らは補佐の帆仁と凛莉です。」
「俺は副大臣の来るような大層な家柄でも無いんですが...」
「山田くん?でしたっけ。貴方も流石に勘付いていますよね?私達は貴方のその特別な眼を持つ人間を探していたのですよ。」
おーおー朝廷の陰謀が見え隠れしてるねぇ。
俺の予想だとその眼を持ってるやつを集めてドブネズミみたいに扱うんだろうなぁ。
うーわ、行きたくねぇ。最悪じゃねぇか。
「…本当にそんな人間いるのかよ。」
「いますよ、極小数の人間ですが。先程教えてもらっていたじゃないですか。」
おいおいやってんなぁー!日本軍ー!ここに盗聴してる奴おるって!あ、こいつ日本軍の二番目に偉い人間やった。
「朝廷のお偉いさん方は本当に盗聴とかするんですね。」
「えぇ、そうですね。それよりは君の持っているその子封筒を早くいただきたいのですが。」
なんかこいつに絶対渡しちゃいけねぇ気が済んだけど!?
「…これ渡したら変な実験とかされませんよね?」
「いえいえ、実際はですね。そのあなたの眼がどのランクに値するのか、それがどのような力をもたらしているのかを調べさせてもらいます。
そんな身体を弄ると言うよりかは身体測定のようなものと考えてもらった方がいいのかもしれません。月に一度ですし。
確かに、その為に貴方のような人間が集まった寮で生活してもらうことになりますがそこで普通にご飯や授業、休みはありますし、お金も月15万円支給されます。」
怪しーよ、馬鹿野郎。これ聞いて怪しくないって思わないやつ居る?
いないよね?だってさ、月一の検査するだけで15万円もらって衣食住しっかりしてて、勉強出来るっておかしいやん。
「怪しいのはこちらとしても分かってるんです。ですが...その眼を持つ人間はいづれ確実にこの日ノ本にとって大切な人材となる。
そんな人間を無碍に扱う馬鹿がどこにいますか?」
彼は後ろの部下の帆仁さんを俺の近くに呼び、サングラスを外した。
その吸い込まれそうな深い青色の眼が合うと、後ろの2人は感嘆の声を上げた。
なんやねん。
と言うかなんか急に服がちっさくなった気がする。
「貴方の目はどうやら特殊な中でもさらに特殊なようだ。」
「どう言う事ですか?」
「貴方の目は先ほどの赤色から青色に変わった。それが意味することがわかりますか?」
俺は少し考えて答えた。
「俺は人の眼の色をコピーできてその人が使える力を使えたり、その人の肉体にも近づくことができる。
それに、眼の色は…」
僕らは平行に進んでいく リアス @00000aoto
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