肩に感じるのは、俺の知らない重みだった


きっと評判なんてものはアテにならない
名前だけが独り歩きして
多くの者はその本当の意味も分からない

彼は偶然それを知る機会に見舞われて
そして踏み込んだだけのこと

彼女は柔らかで、何処かお転婆で
それに相対する彼は恐ろしく可愛らしい

安らぎは決して
誰しもが与えられる物でなくて
2人はきっと2人だけの時間を守るだろう

あるいは
噂など到底及びもつかないほど
ハツラツとしていて、生気に満ち溢れてて

ただ座る乙女人形などではなく
1人の、等身大の女の子であるのだろうか

魅力的な掛け合いが織り成す
ちぐはぐでボタンを掛け違った様な
それでいて流暢な関係のお話……

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