真綿で首を絞めてくるような…

ほんわかした雰囲気でありながら、読んでいると少し苦しくなる。
それは多分、それだけお話の中に入り込んで、心が揺れるからなんだろう。
愛しい思い、好きだという感情を理解すればするほど、読者は苦しくなる。
だけどそれだけではなく、優しく、ほっとした気持ちにもなる。
先が気になって気になって追いかけるのだけど、追いかけるほどに息が少しずつ苦しくなって、なのに心地いいような気もしてしまう。
とても複雑で、素敵なお話です。
これからまだ続いていくようなので、楽しみに待ちたいと思います。
(現時点で三十六話まで)

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