あとがきとキャラ紹介
追放ものを自分なりに書いてみようと思った結果、こんなんになりました。
追放者かこれは?(自問自答
開幕に一番読者が不快感を覚えるヘイト稼ぎ(追放騒動)を簡易的に済ますことで後のカタルシス部分を容易に摂取するという極めて優秀なテンプレートからは大幅に外れてしまったことは否めないですが、どうしても「主人公に一切の非無し」にするのは私には難しかった……!
結果的にとてつもなく性格のわっるい主人公が爆誕しました。
とはいえ、話を回してくれたので良しとします。
大体一冊分くらいにまとめることが出来たので満足しました。この作品の続きは書こうと思えば書けそうですが、ひとまずは一区切り。
最後にスピーシィ、クロ、プリシアのキャラ雑記を書いて終わりです。
評価、感想等をいただければ幸い。
同時連載中の【かくして少年は迷宮を駆ける】もご覧いただければより幸い。
ではでは~
~キャラ雑記~
【怠惰の魔女:スピーシィ】
【特徴】性格が悪い、天才肌、気に入った相手や友人には優しく接する、性格が悪い
【得意技】魔術全般、強化術が特に得手
【総評】
酷い病にかかり、医者も家族もさじを投げ、地力でその病を克服した経緯により、悪い意味で浮世離れしてしまった深窓の令嬢()。学生時代はかなり浮いていた。頭は良かったので、周囲が自分に求めている立ち振る舞いも理解していたが、知ったことかと心底思っていた(その結果、国が傾いても、自分を助けなかった国に興味が無かった)。
が、自分よりも下位の貴族だったプリシアが立ち回りと政治力で王妃の座を簒奪し、自分をコテンパンにやっつけた事で「そういうやり方があるのか」と開眼した。
以降、魔術のみに頼らず美貌も武器も知恵も何もかも磨き、活用するようになりながら、プリシア王妃との長きにわたる戦争をおっぱじめることとなる。
魔術の天才であり【強化】の魔術の大天才。
生物非生物問わず”与える”事で命じることも操ることも眠らせることも出来る。作中で多用していた眠りの魔術は、身体に”癒やし”を”与えた”事によるもの。元々この強化は病で弱り切った自分の身体を強くするために身につけたものだったが、プリシアに追放されてから他人を【強化】して使う事を覚えた。自分以外の誰かに自分のやりたいことをやらせる【怠惰】を覚えたと言える。
基本的に自己中心的であり、自分がやりたいことしかやらない。
プリシアから学び、他人を動かすことを覚えても、それは自分の望む結果を動かすため。
ただし、本当に何から何まで自分のことしか考えていない訳ではなく、本当に気に入った相手に対して損得を度外視して手を貸す(気に入るハードルは酷く高いが)。ミーニャの友情は一方通行ではなく、プリシアからも向けられている。それはミーニャも理解している。
尚、プリシアに対する感情は愛憎入り交じりすぎて自分でも理解していない。
【影の騎士:クロ】
【特徴】影の騎士団所属、真面目、亡霊、不憫枠、所有する【闇の剣】が本体
【得意技】闇の魔剣による剣技。
【総評】
スピーシィを連れ出す切っ掛けとなった少年騎士であり、かつて奈落から出現した悪魔を滅するために身の丈に合わない【神器】を無断で使用し、悪魔もろともに消し飛んだ跡に残った亡霊。スピーシィに弄られる役目であり、同時にプリシアとスピーシィを繋げるラインでもあった。
彼が所有する【闇の剣】が実のところクロの本体であり、肉体の方は【闇の剣】を核に創り出された幻影に等しい。貴族でもないため魔術は使えない。その為暗部の仕事を行うことが多い。
元々【神影剣】にこのような機能は無い。それができるようになったのは=クロが外に出られるようになったのは真の主であるプリシア王妃が使い手になってからだった。
ずっと剣の内側に封じられるはずだった自分を外に出して役割を与えてくれているプリシア王妃には影の騎士は全員感謝しており、忠誠を誓っている。
そういった経緯から自我も薄かったのだが、スピーシィに名前を付けられ、ついでに【闇の剣】を直接弄られた事で、”本来の影の騎士”から外れてきている。それを理解して、プリシア王妃はクロを再びスピーシィのもとにやっている。
【剣姫:プリシア】
【特徴】堅物、天才肌、国と国民を護ることを第一とする女傑、不憫枠
【得意技】最強の魔剣の使い手、あらゆる魔剣を自在に使いこなす
【総評】
元々は代々高名な騎士を輩出してきた家の長女。類い希な戦闘の才能があったため、本来であれば魔獣対峙と【奈落】の攻略に費やし、名を上げて、ついでに適当な貴族と結婚する予定だった。のだが、スピーシィに遭遇したことで全ての歯車が狂いに狂った。
政治に関しては天才というよりも、猛烈なバイタリティで試行回数を繰り返すことで精度をあげる努力型。その為、万能とは言い難く、それが今回の騒動の隙を晒すこととなった。
一方で、戦闘能力に関しては本物の天才であり、100年使い手の現れなかった【神影剣】を速攻で使いこなし、挙げ句にその内に封印されていた古き使い手達を全員解放してしまう。武具の類いであれば触れただけでその機能の全てを解放できる程の大天才。
王妃となった立場上、悪魔と直接相対する機会は無かったが、今回の一件で悪魔すらも打倒しうる傑物であることが証明されてしまった。賢姫で通していたが、今後は剣姫として活躍する機会は必然的に増えるかも知れない。
スピーシィとの因縁は20年来になるが、プリシアからスピーシィに対する感情の大部分は「厄介」が占めている。しかしそれ以外の感情も存在するし、分野こそ違うが同レベルの天才であるが故に話が合うことも多い。(ただしスピーシィがいつもやらかすため会話にならないことが多い)
尚、息子であり、現在王位を継承したマリーンとの関係は良好。最大レベルでやらかした父と違い、かなり健全に成長している。
ただし、スピーシィに興味津々なのが玉に瑕。
怠惰の魔女スピーシィと虚栄の塔 @akamani
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