恋するときは背中を押されたいもの。それはキューピッドも同じ!?

恋のキューピッドと聞けば、ほかの人の恋愛を後押しする人のことをイメージするでしょう。本作のキューピッドは、なんと本物のキューピッド。愛らしい羽をつけています。

主人公のキュピトくんは、見習いキューピッドが地上に唯一行けるバレンタインの日を心待ちにしていました。一人前のキューピッドになるため、人間達の恋を陰ながらお手伝いするのです。
カップル誕生の瞬間は、見守る側もドキドキするもの。キュピトくんが一人前になれるのかどうかも気になって、終始ドキドキしっぱなしでした。

児童書のような優しい語りに、惹き込まれる方は少なくないはず。すべての年代の人におすすめしたいお話です。