歴史のススメ〜創作における『材料・調味料』

記録はキャラクターフリー素材

　えー……

　このエッセイを立ち上げ半年以上。

　歴史使い勝手いいよー！　となんとなくつぶやき出したにせよ、特に意識してるわけでもないので、改めて書こうとすると手が止まってました。

　この後も手が止まりそうになるので、この連載は今回でラスト。

　おお ゆうしゃよ。 たった ４回 で しんでしまうとは なさけない！

　さて、マクラはここまで。キャラクターフリー素材です。

　第一回でも申し上げましたが、記録上の人物はフリー素材です。

　有名版権作品もあからさまにモデルとかそのままとか。ゴールデンカムイはたくさんの実在モデルを元に個性的なキャラクターを作り上げていることで有名ですね。いやでも第七師団は日本最強じゃないと思うんですよ当時の日本最強は第二師団じゃないですか第一軍所属第二師団は当時の野戦レコードをやぶっ……失礼しました。

　上記ゴールデンカムイは実在の人物を元にしながら、完璧に二次元のキャラクターに昇華していて素晴らしいですよね。キャラを動かしてこそ魅力が出て生きてくるの見本。

　キャラクターは、主役だけでなく脇役や敵役悪役三下と、幅が広くなるほど引き出しが必要かと思われます。

　そんなとき、歴史という記録から参考資料として人物をストックしていると、膨らませやすいのでは無いかと、思う次第。

　造形が深くならなくてもいいわけですよ。もうね、適当なカテゴライズでもいい。

　しかし、なんだコレみたいな、すごいヤツ、気持ち悪いヤツ、いい人悪い人などなどがいっぱいいます。

　実在していたとされるので、非現実的とか言わせません！

　まあ……漢帝国の祖、初代皇帝の劉邦が現実的かと言われると……歴史のバグのような人もいます。それもネタではないかと。

　人だけではなく事件、組織と、たくさんの情報が寄り集まったのが歴史です。

　年表に興奮しろとはいいません。

　何かしらひとつの情報を使う時、バックボーンを調べると骨太になるように、歴史というものを使ってみてはいかがでしょうか。

　私達が使っているすべてが、先人の成果の積み上げと思えば、歴史というものはとても身近なものです。

　なんらかオリジナル作品を書くとして。坂本龍馬のキャラクターイメージパクってヒロイン作っても著作権も無いのでお気軽に。

　そんな話で、ここまでにいたします。散開。