敏腕刑事が憑依先の後宮で同じく憑依したシリアルキラーを追い詰める

現代日本でシリアルキラーを追い詰めながら立体駐車場の屋上からシリアルキラーとの落下の際に緩衝材如く扱われ、シリアルキラー逃走の犠牲となった中年男性刑事が、死を覚悟した瞬間、シリアルキラーと共に、最古の中華帝国に転移し、その刑事は皇太子の側室妃、外身(身体)がうら若き女性に憑依。中身(魂魄)は中年男性のまま。
転移先の後宮で、現代日本で追い詰めていたシリアルキラーが犯した殺害と同じ、死体の小指が切り落とされる事件が発生した為に、妃に憑依した元刑事が、自身追い詰めたシリアルキラーもこの地の誰かに憑依して犯行に及んだと睨み、刑事時代の経験を元に、犯人捕縛に奔走。事件の背景には、後宮内の皇后と側室との確執、被害者が皇太子の御子を宿した皇后の女官であったりと、後宮譚に付き物の嫉妬が絡んでいて、実行犯に同情してしまう面もあり、とても興味深い内容です。真犯人であるシリアルキラーの憑依先判明の場面でも、まさかと思いながらも、納得と僅かばかり切なさを感じました。
卑猥かもしれませんが、中年男性が好みの外身に憑依出来たことに羨ましくてしかたありません。只、BL趣味はない為、例え夫である皇族との夜伽どころか口付けもNGですが。

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