継母から川に捨てられたヒロインは彼女を救った王子と幸せとなる婚姻譚

実母を継母により殺され、継母と継母の子等の虐めで使用人同様の扱いで生きたヒロインが、継母の策で好色家に嫁入りさせられる所、それまでの虐めによる身体の外傷から実家で虐めにあっている事実の露見を怖れ、継母がヒロインを邸横に流れる川に捨てた。その川の流れ下った川縁で釣りを嗜んでいた王子が、流れてきた彼女を発見し、邸に連れ帰り介抱。快方に向かった彼女から川に遺棄された経緯を聞くと、その元凶への復讐を感じた彼は、彼女の強かさに好意を抱き彼女へ懸想すると共に、彼女を庇護する必要性を考え、彼は彼女を王宮へ連れていく事とし、王宮へと居住を変更。王族へ彼女を紹介すると彼女の生い立ちへの同情と性格から好意に受け止めら、その後彼女が実家へ戻る意思が無い事と、王子である彼が彼女を嫁に望む意向から、公爵家へ彼女の養子縁組を勧め、同意する彼女を公爵家の養女とし、晴れて王子は、彼女に求婚。将来の王妃になる畏れ多い事とプロポーズを躊躇うも、王子の人柄に惹かれる想いと、王子の熱烈に承諾し、婚姻に進む、シンデレラストーリーに感激です。
また、継母のざまぁの展開と、継母が産んだ義妹や義弟が実は父親との子供ではなく、ヒロインとは赤の他人である事実の発覚から、両者からそれまでの虐めと新たなヒロイン拉致事件の断罪において同情の余地が無いとのコメントには、スッキリさせて頂きました。