登場人物一覧

≪クヴァファルーク家≫


☆ファリマテク・ザス・クヴァファルーク

 主人公にしてクヴァファルーク家の世子

 21世紀の日本で生活していたが、とある事情により魂が彷徨っていたところを、異世界の神によって異世界に招かれてしまった。

 クヴァファルーク家の世子嫡男として生れるも、生母が産後の肥立ちが悪く亡くなってしまう。生母の死がショックで実父からは嫌われ、殆ど会うことは無い。

 異世界神から魔法の恩恵を受けているため、詠唱をせずともイメージで魔法を発現させることが出来る。加えて、恩恵により莫大な魔力を有している。

 愛称は「ファリー」である。


☆ナキルダンマァ・ザス・クヴァファルーク

 クヴァファルーク家の現当主

 妻が産後の肥立ちが悪く、亡くなってしまい、行き場の無い怒りを生まれたファリマテクにぶつける。

 その後、妻を失ったショックから、無気力となり暴飲暴食を繰り返し、食べることにしか興味が無くなってしまう。

 領主の務めを放棄したことで、一部の分家衆や家臣が好き勝手に振る舞うようになる。そのため、筆頭家臣である家令が領内の政務を代行せざるを得なくなった。



≪ユクピテ家≫


☆フワイダ・ザス・ユクピテ

 ユクピテ家の現当主

 ファリマテクの乳母夫にして傅役

 クヴァファルーク家の分家であるものの、有力な家では無い。しかし、マトモだった頃のナキルダンマァから信頼され、側近として侍る様になる。

 自身の息子とナキルダンマァの子が生れる時期が近かったことから、妻を乳母にと要望された。

 ファリマテクの乳母夫として、幼少期は一歩引いて面倒をみていたが、そのまま傅役となったことで、ファリマテクの世話の責任者となった。

 ファリマテクの魔法の才能に頭を抱え、家令と協力して隠蔽に努めている。

 クヴァファルーク家の安泰とファリマテクの世子の地位を安定させるべく家令と共闘している。


☆シャステト・ザス・ユクピテ

 ナキルダンマァの三男

 ファリマテクの乳兄弟

 魔法や勉強ではファリマテクに及ばないものの、ファリマテクに引っ張られているせいか同年代に比べて優秀である。

 武芸に長けた父に似て、武芸のセンスがある。

 意外と何事にも動じないタイプ

 愛称は「テト」である。


☆ナリャテ・ツェル・ユクピテ

 ナキルダンマァの妻

 ファリマテクの乳母

 赤子の頃から、ファリマテクの面倒をみている。そのため、ファリマテクに対しても我が子以上の愛情を注いでいた。

 乳母解任後も、夫が傅役になったため、ファリマテクに仕える女中たちを取り纏めている。

 愛称は「ナーリャ」である。



≪グゥトンドゥレック家≫


☆ハジャサヴァル・ザス・グゥトンドゥレック

 グゥトンドゥレックの三男

 家令の子息の中で最も才能に溢れていると評されている。そのため、上の二人の兄たちから妬まれ、家督も継げないことから、家令によって世子のファリマテクの従僕として仕えることとなった。

 魔法の才能はそこそこであったが、ファリマテクの魔法の才能に引っ張られ、闇属性を除く基本属性の魔法が使える様になる。なので、クヴァファルーク家の家臣の中では最も多くの属性を使える人物となった。

 眉毛だけ白いことから『白眉』と渾名されている。

 愛称は「サヴァル」である。


☆コーフカトゥナル・ザス・グゥトンドゥレック

 クヴァファルーク家の家令

 代々、クヴァファルークの筆頭家臣である家令の職に任ぜられている家の当主

 凡庸ながらも比較的マトモな領主だったナキルダンマァが、妻の死によって無気力になってしまったことを嘆いている。

 一部の有力分家や家臣たちが、好き勝手に振る舞うので、クヴァファルーク家の統治を安定させるため、政務を代行している。

 ユクピテ卿などとともに領主派を構成し、分家派に対抗している。

 ファリマテクの魔法の才能を知り、クヴァファルーク家の当主の地位を安定的に継承させたいと考えている。



≪カァッタルファ家≫


☆ジュスピール・ザス・カァッタルファ

 ファリマテクたちの武芸指南役

 クヴァファルーク家の武芸指南役であるカァッタルファ家の一族

 世子とは言え、幼子に武芸を教えることを嫌がった本家筋に押し付けられる形で、ファリマテクたちの武芸指南役となる。

 武芸の腕と教える能力は高いものの、人格になかなか問題のある人物

 嗜虐趣味の持ち主で、ゴブリンなどの魔物を甚振ることに喜びを感じている。

 愛称は「ピール」である。



≪ブフォッルキオ家≫


☆親豚、子豚

 クヴァファルーク家の分家であるブフォッルキオ家の嫡流

 初代は魔法に優れ、クヴァファルーク家の魔法教師役的な立場にあったが、二代目以降は堕落し、魔法の技術は拙かった。

 魔法の教師役としては不適格にも関わらず、家中で魔法を教える度に賂などを求めていたため、領主の怒りに触れ、二代目は魔法教師役的立場を剥奪された。

 しかし、中級魔導書を保有するなと、初代が遺した魔法文献などを傘に、魔法教師役面を続けており、家中では嫌われている。

 幼くして魔法の才能に溢れると噂されているファリマテクを魔法面で抱き込むことで、復権しようと目論むも、いつもユクピテ卿に追い返されている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生悪徳貴族の悪逆非道なスローライフ 持是院少納言 @heinrich1870

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ