この倒錯と交錯と各々の煩悶の先に何がある? 確かめずにいられなくなる

個性的な主要人物それぞれが違う思いを抱えつつ、互いの闇をぶつけ合うさま。
その中心(?)にいる一人の少女。

この交錯と衝突はいずれ来るものだったのか?
誰が最初のボタンを押したのか?
主人公か、彼か、彼女か?

彼らは成長しているのか、破滅へ向かっているのか、何かを見つけるのか。
そして誰がピリオドを打つのか、あるいはそれは打たれないのか。
スピード感に一気にひきこまれ、この歯車がどう回りきって終わるのか見届けずにいられない気持ちになる筈です。

本編全公開まで我慢できないのでレビュー。
処女作とのことですが、この見せ方、魅せ方をどこで得たのでしょう。天性ならば素晴らしい機智と才能だと思います。