完璧とはほど遠い だからこそ
- ★★★ Excellent!!!
最後の言葉は母の言葉ではなく、王妃の言葉だった。
城にただよう、未知なる次代への不安。不完全な世代交代と、それを付け狙う周辺国の動き。
母の死を悲しむ、幼い妹。
この地で、誰も殺させはさせない。
妹には、人前で泣く時間がまだあっていいはずだ。
そうして若きカエルムは、不安を押し込め、一人で背負い込むことを決めるが…。
道の途中だからこそ向かう、南天の一等星への物語です。
最後の言葉は母の言葉ではなく、王妃の言葉だった。
城にただよう、未知なる次代への不安。不完全な世代交代と、それを付け狙う周辺国の動き。
母の死を悲しむ、幼い妹。
この地で、誰も殺させはさせない。
妹には、人前で泣く時間がまだあっていいはずだ。
そうして若きカエルムは、不安を押し込め、一人で背負い込むことを決めるが…。
道の途中だからこそ向かう、南天の一等星への物語です。