「物語り」とはものを語る話なり

素晴らしいの一言です。
とある打掛にまつわる幻想譚。

軽く軽快だが、しかし厚みのある文体と、打掛の持つどっしりとした妖艶さとのコントラストが面白い。

物語の中身も味わい深く素晴らしいものだが、タイトルのセンスが殊更光る。
ネタバレになってしまうので多くは語れないが、最後まで読むと「なるほどな」と手を打ちたくなること請け合いである。