辛い時期を共に過ごしてくれた

「主人公と彼女」は強い絆で結ばれており
読む者の気持ちを鼓舞する程である。

東屋での思い出、茶色に統一した髪色。
お互いの視点から、
変わらないもの、変わりゆくものが切り取られて行く。

冒頭で「主人公と彼女」と断ったが
逆説で「主人公と彼氏」と読むことも出来るかも知れない。

男児も女児も主人公。
そんな物語が、淡雪のように、淡々と降りしきる。

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