主人公と敵役、対局の描き型が秀逸

人里から離れて暮らしていた魔法を使える少女が、とある国を侵略してくる魔女と戦う物語となりそうです(レビュー時、現在進行形)

個人的には、少女がこれまで暮らしていた森に思いを馳せながらも、自分の使命をまっとうするため国に残ると決意するシーンの描写がとても好きです。

無垢な少女が、森の中の「もの」を言葉を介さずとも理解し、生きてきた情景を短い文章でとても美しく、愛おしく表現されています。


一方の魔女側は、良い意味で非常にわかりやすく狡猾で知恵も力もある「悪」として描かれています。

両者がどういったかたちでぶつかっていくのかが見どころになるのかと思います。

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