このリアリティが心理的恐怖に直結しています。最高峰のホラーを見た気がしました。
いくつも似たような話が出てくるのに一向にそれがなんなのかひとつのものなのか複数のものなのか分からない分からないから怖い今日の朝窓を開けるのが怖かったベランダにいるかもしれないと頭をよぎったから
1話ずつで異なる文体や語り口を巧みに用い、やがて徐々に見えはじめていく『近畿地方のある場所について』。没入感とはまさにこのこと、思わず読み入ってしまい時間を忘れました。
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