1話ずつで異なる文体や語り口を巧みに用い、やがて徐々に見えはじめていく『近畿地方のある場所について』。没入感とはまさにこのこと、思わず読み入ってしまい時間を忘れました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(197文字)
少々ツッコミどころはあったし強引なところはあった。それでも随所に良いアイデアが盛り込まれた良作だった
ようやく読み終わりました。全ての点が線で繋がるこの感じ、気持ちよかったです。良質なホラーをありがとうございました。ところで、このレビューを読んでくださったあなた。美味しい柿はいかがですか?
断片的な情報から浮かび上がってくる、得体の知れないモノ。文字の連なりの中から、想像したくないものを想像させられてしまう、その手練手管が凄まじく巧妙。最後の最後、この作品を読まなければ良かった、…続きを読む
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