1話ずつで異なる文体や語り口を巧みに用い、やがて徐々に見えはじめていく『近畿地方のある場所について』。没入感とはまさにこのこと、思わず読み入ってしまい時間を忘れました。
一読して作者のしたたかな力量を感じた。本作ではさまざまな媒体で恐怖が語られる。ネットの掲示板、怪しげなエロサイトのコメント欄、喫茶店での会話、あまり人気がないブログ、雑誌の記事、雑誌の投稿、手紙…続きを読む
ホラーが好きで色々読み漁っておりますが、最近一番怖かったのがこの作品です。商業出版されている作品でも、こんなに怖い作品はなかなか無いと思います。
わかりやすいホラーではないです。けれど、読み終わって意味がわかるとゾクリとする。そういう意味では、わかりやすいホラー。夜に1人で読むのはオススメしません。なぜか背後が気になる。ならば昼ならい…続きを読む
詳しくは語らない方が良いのでしょう。ですが、これは片道切符です。読んではいけないのです。ボクに言えるのはただ、それだけです。ありがとうございます
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