視点人物が実在してそうで。

1話読み進める毎に、じりじりと“何か”が迫り来る様な怖さが増します。どの話も妙な話なのに「自分も巻き込まれてしまうのでは?いや、これは作り話だったよな?」という考えが過ぎるほど、臨場感を感じられました。誰もが人生のどこかで見聞きした様な、定番なキーワードが散りばめられているのに、既視感は無く。新鮮な怖さと「あれは、何なんだ?」という好奇心で、深夜に一気読みしました。様々な人の記憶の断片を集め、徐々に浮き彫りになる“何か”に、自分も虜になってしまっている悍ましさよ。

深夜に読む事は、おすすめはしません。
是非、昼間に人気のある場所で読んで。