夢を託した老人と、託された若者

結論からいうと、短編とは思えない満足度。
物語がきっちりと完結している。

王国の隅で武器屋を営む老人。
その店に飾ってある『悔恨の剣』に一目惚れした若者は、何度も売ってくれとせがむが、頑なにそれを拒否する。

遂には売ってしまうのだが、拒否したのにも売ったのにも共感できる訳があった。

ついでにいうと、武器屋の場所にすら老人の思惑がある。

短編なので、これ以上書くとほぼほぼ内容が分かってしまうのでここら辺で辞めておく。

5分、時間を確保出来るなら一読する事を強く推奨します。

その他のおすすめレビュー

吉良千尋さんの他のおすすめレビュー17