それは心の中に宿るもの。2人の苦悩と愛の物語。

チョコレートは食べたら無くなってしまう。音楽は聴いたら忘れてしまう。

形無いもの、無くなってしまうものに価値はあるのか?

ショコラティエの匠と、ピアニストの響子はその問いかけに苦しみます。
この物語はその残酷な問いかけに優しく答えてくれます。

チョコレートを食べた時の気持ち。ピアノを聴いて感動したという気持ち。どちらの感情も誰かの心の中にしっかりと宿っています。記録しているとも言えるでしょう。

両者は「無くなってしまうもの」ではなく「心の中に宿るもの」なのです。

そんな深い解答が得られる素敵な作品です。2人がお互いを思いやる愛情深さにも是非注目してお読みください。

あなたの心の中にも温かな気持ちが宿ることでしょう!




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